ミュンヘン留学日記 #36 ドイツでインターネット契約(O2 Homespot)するのにガチで苦労した話 後編 2021.3.14
Guten Tag! Dr.U@O2と2ヶ月による悪戦苦闘がついに終焉!?です
今回の記事は『ミュンヘン留学日記 #34 ドイツでインターネット契約(O2 Homespot)するのにガチで苦労した話』の続きです。
前編を読んでいない方は、ドイツでインターネットを契約するのにどうしてこんな苦労するはめになったのか前編に書いてありますので、ぜひご覧ください。
「もう一度SIMカードを送る」って言ったのに・・・(涙)
片言のドイツ語でO2のお姉さんとのビデオチャットを乗り切り、SIMカードを3〜5営業日で届くよう新しいSIMカードを送ってもらうことになりました。
しかし、5営業日どころか2週間たってもSIMカードが届きません・・・。
ドイツ人って仕事はきちんとするイメージだったのですが、ドイツではこの状況が当たり前なのでしょうか???(私の職場の同僚は皆、時間や期限は守っています)
ドイツ人の同僚にこの状況を相談すると「携帯電話会社のサービスはイマイチなことが多いけど、それにしてもツイてないね」と・・・。この状況はドイツでもさすがに異常なようです。
ビデオチャットで再送してもらってもSIMカードが届かないのであれば、郵送は諦めてSIMカードを店舗で入手するしかありません。
しかし、ドイツはまだ長期ロックダウンの最中で、O2の公式サイトで確認しても近くの店舗はすべて休業中です。
公式サイトの情報が更新されていない可能性を期待して、大きなO2ショップがあるマリエン広場に行ってみましたが、他の大手携帯会社(T-mobileとVodafone)の店舗は営業しているのに、O2だけ休業していました・・・。
この時は、O2じゃなくて他の会社にしておけばよかったと本当に後悔しました。
公式サイトの掲示板へ書き込み
ネットもだめ、店舗もだめと八方塞がりの状況なので、もう契約自体をキャンセルしようかとも考えました。しかしルーターは届いており返却が必要そうですし、すでに初回料金の引き落としもされていましたので、今さら解約するのも悔しいところです。
なんとか他に方法がないかとO2の公式サイトを調べていると、O2公式サイトの掲示板でO2スタッフに質問ができることが判明しました!
しかも掲示板の過去の書き込みを見ると、私と同様にSIMカードが届かないという相談が多数あり、O2の職員がチャットで対応しています!
掲示板なら、辞書や翻訳ソフトを使いながらドイツ語で相談できますので、ドイツ語が話せない私にぴったりです。
さっそく翻訳ソフトを使いながら、掲示板にSIMカードが届かないと書き込みます。
これで状況が進捗するかもしれない!と期待に胸をふくらませながら返事を待ちます。
しかし、返事が返ってこない・・・
掲示板で質問してみたのですが、ぜんぜん返事が返ってきません・・・。
返事がようやく返ってきたのは質問して9日後でした。遅い。
その書き込みに返信する形で、これまでの事情(ビデオチャットしてSIMカードを再送してもらったが、それでも届かないことなど)を書き込みます。
すると次は数日で返事が返って来て、オープンな掲示板でなくプライベート掲示板があるので、そちらへ名前や顧客番号などの情報を記載するよう依頼されました。
この時点でインターネット契約を申し込んで1ヶ月以上たっていますが、ようやく状況が動き出しました。しかし、またここで問題が発生します。
このプライベート掲示板が公式サイトを探してもどこにも見あたらないのです。公式サイトにはアクセスの仕方が書いてありませんし、英語でググっても見つかりません。それでもくじけずに公式サイトを探すこと、約20分・・・。
プライベート掲示板は見つかりませんでしたが、どうやら"o2_Support"という公式アカウントにダイレクトメッセージが送信できる仕組みになっていました。おそらくプライベート掲示板はこれの事だろうと勝手に判断します。
そして、"o2_Support" へダイレクトメッセージで、今の状況をドイツ語で記載し送信します。すると掲示板で対応してくれたBさんから2日ほどで返事が返って来ました。
Bさんによると、ビデオチャットの後にSIMカードは発送されており、送付した住所も間違っていないとのことで、むしろ「郵便受けに名前は書いてありますか?」と。
もちろんメールボックスにはちゃんと姓(Family name)をアルファベットで書いてあります。しかもSIMカードが届いていないか毎日郵便受けは確認しているので、もし不在票が入っていれば必ず気づくはずです。しかし、それらしきものはこれまで一度も届いたことがありません・・・。
ひょっとしてO2がちゃんと仕事をしていないのではなくて、宅配業者の問題??
そこでインターネットでドイツの宅配事情を調べてみると、ドイツでは不在票を入れずに宅配業者が荷物を送付元へ送り返すことが多々あるようです。不在票入れるのが面倒くさいなら、せめて近所の人に預けるとか、玄関に置いていってくれればいいのに・・・(涙)。
もし宅配業者の問題なのであれば、SIMカードをもう一度送ってもらっても我が家にSIMカードが届く気がしません。
営業中のO2ショップを発見!直接交渉に行ってみる
郵送がダメなら、やはり直接お店でSIMカードをゲットするしかありません!
O2の公式サイトで開いている店舗を再度調べると、1店舗だけ近所のO2が営業していました!ロックダウンは継続されていますが、3月になってから美容室、ネイルサロン、レストランなど徐々に営業を再開している店舗が増えてきているので、規制緩和の中でO2も一部店舗が営業を再開したようです。さっそく営業しているO2ショップへ突撃します。
お店につくと、平日の昼1時にも関わらず私の前に数人お客さんが並んでいました。私と同様に店舗が開いていないため、困っている人は多いようです。
営業していたO2ショップはとても小さな店舗で、店員さんはおじさんが一人いるだけでした。順番を待ちながら、ドイツ語で相談するイメトレをします。
そしてついに私の順番が来ました。
まず「英語で聞いてもいいですか?」とお決まりのセリフを聞いてみますが、おじさんの返事は"Nein(いいえ)"でした。
この時点で撃沈ムードが漂いますが、へこたれるわけにはいきません!
これまでO2の掲示板に書き込んで覚えた単語を駆使しつつ、片言のドイツ語でなんとか状況を伝えます。
すると、パスポートを見せるよう言われ、言われるままにパスポートを提示すると、おじさんがパソコンでカタカタと何か調べてくれました。その後、ドイツ語でペラペラと説明してくれるのですが、何を話しているか全然わかりません・・・。当然ですが英語で説明する気はまったくありません。
でもそのおじさんが首を横にふって、いかにもSIMカードをくれる雰囲気がないことから、これはだめっぽいなと察します。おじさんが話している中で"センター"、"アクティベート"という単語だけは理解できました。
そういえば、SIMカードが届いていないにもかかわらずO2から「SIMカードをアクティベートしてください」っていうメールは届いていました。ひょっとしてSIMカードをアクティベートできる期限が切れているのでしょうか??
「ここでSIMカードはもらえない?」と聞くと、おじさんは首を横に振り「Nein!(うん、できない)」と答えました。
そこでおじさんに、「もう一度、ビデオチャットでセンターに相談するべき?」と尋ねてみると、返事は「Ja!」でした。
こうして、SIMカードをもらえない理由はわからずじまいなまま、O2ショップへの突撃は失敗に終わりました。
こうなったらドイツ人の力を借りるしかない!
ビデオチャットで相談しても店舗に行ってもSIMカードが入手できないので、ドイツ語が話せない自分だけの力では解決できなさそうです。そこで、ドイツ人の同僚にお願いして、ビデオチャットに同席してもらうことにしました。
再度、O2の公式サイトを介してビデオチャットでコンタクトをとります。すると、今度はひげをはやした恰幅のいいおじさんが対応してくれました。
同僚にはあらかじめこれまでの事情を伝えてあったので、同僚がドイツ語で事情を説明してくれました。
ドイツ語で交渉するとこれまでの私の片言ドイツ語とは異なり、スムーズに話がすすんでいきます。結局、私は一言も発することなく5分程度でビデオチャットは終了しました。
結果は前回同様、SIMカードをもう一度自宅に送ってもらうことになりました。SIMカードの郵送先を留学先の病院にしてもらえないかと交渉してもらいましたが、フィッシング詐欺予防のため(?)登録された住所にしか送れないとのことでした。
2回届かなかったSIMカードが、今回も我が家に届かないんじゃないの??と正直疑いの気持ちしかありませんでしたが、他に方法がない以上、SIMカードが届くのを待つしかありません。
どれほど効果があるかわかりませんでしたが、郵便配達の人にメールボックスを気づいてもらえるよう、アパートのメールボックスにfamily nameだけでなく、first nameも追記しておきました。
ついにSIMカードを入手!!
まったく期待せずにSIMカードを待っていたのですが、なんと火曜に依頼したSIMカードが木曜に届きました。2ヶ月待ったSIMカードがたったの2日で届いたのです!!
「これまでの2ヶ月は何だったんだ!」というほど、あっけなくSIMカードを入手することができました。やればできるんだったら、最初からちゃんとしてほしいものです。
それともFirst nameをメールボックスに追記したのが良かったのでしょうか??
いずれにせよ、真相(O2の問題か?宅配の問題か?)は闇の中です。
やっとこさ届いたSIMカードが届いたので、さっそくルーターに差し込みます。しかし、これだけではまだインターネットが使用できません。SIMカードをアクティベートする必要があります。
SIMカードが入っていた封筒にアクティベートをするサイトの情報が書いたてあったので、さっそくアクセスします。O2のサイトで必要事項を入力すればアクティベートができるようなのですが、この必要事項の中で電話番号の入力を求められました。
電話番号・・・。そんなの教えてもらっていないぞ・・・。
そうです。アクティベートに必要な電話番号がわからないのです・・・。
これまでにO2から届いたメールを確認しますが、やはり電話番号は通知されていません。こういう導線の悪さ、本当に勘弁してほしいです(涙)
しかし念願のインターネット開通は目前です。O2公式サイトからまたまたビデオチャットを使って、O2に問い合わせることにしました。電話番号を聞くくらいなら、自分のドイツ語力でもなんとかなるはずっ!!
そしてビデオチャットをかけたところ、今回対応してくれたのは陽気なおじちゃんでした。最初に"私の声が聞こえますか?"って英語で聞いたところ、おじちゃんは「お〜英語か〜」って感じのリアクションをして、キーボードをタイプするジェスチャーをしました。
どうやらおじちゃんは英語が苦手なようで、会話ではなくチャットで話そうっていうことのようです。これはこちらとしても大歓迎なので、チャットボックスに文字で「電話番号を教えて」と入力します。
そして、毎回ビデオチャットで確認される名前、生年月日、4桁の暗証番号を伝えます。すると、このおじちゃんは気を利かしてくれたようで、電話番号を教えるだけでなく、SIMカードのアクティベートをしてくれたのです!
なんと気が利くおじさんでしょう!これまで私が接したO2職員の中で、このおじさんが間違いなく一番でした!
おっちゃんが「アクティベートできるまで10分くらいかかるから、ちょっと待ってから接続してね♪」と言って、ビデオチャットは終了しました。
ついにインターネットが我が家に!
おじちゃんの言う通り、10分ほど待ってからWifi接続を試みると、なんと無事にインターネットが開通していました!
インターネット契約を依頼してから2ヶ月・・・、本当に長い道のりでした。
そして、購入してあった電子書籍をダウンロードしたり、我が家でYouTubeを見たり、インターネットを自宅で楽しむことがこんなに素晴らしいことなのかと喜びを噛み締めました。
これでO2との悪戦苦闘も終了!ようやくインターネットが使い放題の生活が手に入りました!!!
しかし・・・・、喜びはほんの束の間でした・・・。
インターネットを満喫してから就寝→翌朝、起きるとインターネットがまったく使えなくなっていたのです・・・。
ルーターの電源を切って再起動→SIMカードを指し直してみる→それでもインターネットが使えません・・・。
O2よ、いいかげんにしてくれぇぇぇっっ!!!!!!!!
こうして、私の戦いはまだ続くことになりました。
今回もだいぶ長くなったので、この続き「ミュンヘン留学日記 #37 2ヶ月かけてようやく開通したWifiが1日で使えなくなった話」もぜひ読んでください。
この記事が皆さんのお役に立てると嬉しいです。
今後もミュンヘンの状況、自分が経験したことを書いていきます。アウトプットの励みになりますので、スキ、フォローをよろしくお願いします。
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