テーマを持って習慣を変えることから始めてみよう
2021/4/1朝礼
【はじめに】
10年ごとに大きな区切りになるのだろうか。
10年前に何をしていたか覚えてますか?
10年後の自分の姿を想像できますか?
災害により生活習慣は強制的に変わった。予想できない外的要因による。10年後を予想することは難しい。
2011年3月、東日本大震災では居住区域、災害対策が変わった。BCPなる言葉を知った。
2020年3月、新型コロナ感染症ではマスク着用、web会議が当たり前になった。
未来を予想するのは難しいが想像することはできる。
期間が短い方が想像しやすい。
まずは1年後の姿を描くことは可能ではないだろうか?
勿論、その通りになはないことの方が多いが前向きに向かっていくことの方が学びが多いと思う。自分はそうしてきたしこれからもそうしていきたい。そのおかげで自分の欠点や長所をよく知ることができる。
今日の話
【大事にしたいこと3つ】
①プロとしての自己研鑽を継続的に積んでいけるか
ゼロリスクを目指すべきかの是非を考えることが大事。
リスクを最小限に抑えたチャレンジをするためには「準備と学び」が必要。最大限のリスク回避を考慮した上でできるだけの準備、対応をしていくこと、またはその仕組みづくりが必要なのではないかと考える。
②横断的活動への積極的取り組み
「協働」の概念をどの程度自分の中で消化しているかが大事。
自己都合のみでなく全体の中での役割を考えて行動するということ。
③キャリアを生かした社会活動への参加
「新たな領域への挑戦」を継続的に行うことも、自分のキャリアをさらに進めるための材料となる。自分自身は、メディカルサポートから未知の世界が広がっている。
大事にしたいことを踏まえた上で
【病院長の役割について3つ】
①指針(到着地)を示すこと
自分の欠点を抱えつつ人に方向性を示さなければならないことは辛いこと。
指針を示すということは必要に応じて習慣を変えるということ。ですから、習慣を変えてより良い自分になれるようにともに変わっていきましょう、というスタンスでお話ししていきたいと思います。
②「働きやすい環境づくり」
最大の安全性とパフォーマンスを発揮するにはどうすれば良いかを常に念頭に置いて方針を示す。
③「働きがいのある職場づくり」
高いモチベーションは家庭内に伝播する。ワークかライフの両天秤ではなく、ワークの中にライフがあり、ライフの中にワークがある。
どのような形であれ、皆さんが同じ方向に向けて力を合わせられるか次第で良くも悪くもなる。
その役割を実行していくために
【1年の大まかな流れ】
①上半期の4月〜9月
経営(財務、人事など)の状況把握と課題抽出を行なった上で、本質的な問題点を追究します。
医師をはじめ、各部署の聞き取りを行っていきたいと思います。その上で課題解決に向けて優先順位をづけを行った上で取り組みます。
②下半期の10月以降
予算会議を開催します。
病院の意識の方向性の向かうところ、そこから個人レベルで取り組むべきことを明確にしていきます。
さらに、習慣を変えるために
【行動様式を変える新たな取組み3つ】
①5S活動の日をつくる
5S推進委員選定し、半日〜平日1日使って全職員の共同作業により働きやすい環境づくりを行う。
②ITツールをコミュニケーションツールとして導入し標準化する
IT推進委員を選定する。自己推薦可能とする。
安全性と利便性のバランスのとれた使い方を行う。
一定のルール作りは必要。ルール破りは退場していただく。
③文書管理委員会を発足する
インシデント回避と作業効率の向上が目的。
副効果として他部署の仕事への理解度向上、BCP指針との連動。
安全管理委員との共同作業となる。
【理事長からの言葉】
忠信篤敬
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