病院長就任

2021年3月31日

つい2週間ほど前に病院長への就任打診を理事長より(といっても父であるが)仰せつかいました。

そして、今日朝礼で発表されました。

宮崎に2011年4月に帰郷して今年で10年が経過しました。これまでも与えられた領分で精一杯やってきましたが、どうしても組織の体制をかえるところの手を打たないと、枝葉の対応で終わって何も残せないと感じ、特に最近その思いが増幅しています。

権限を移譲されるということは、同時に責任が発生します。つまり、これまで以上に、声を拾って良い方向に反映させていかなければならないということ。舵取りを任されたわけであるから、船員のちからをまとめなければならない役割を任されたということ。まとめるだけでなく、見極めなければならないということ。まずは、船員たちそれぞれの偏見・意見などの違いを包含する寛容さが必要です。偏見と意見の差は、情報量、視野の広さの違いと思っています。全体のことを視野に入れたものでなければ、意見ではなく独りよがりの偏見になります。それを見誤らないようにしなければなりません。また、易きに流れれば必ずあとでしっぺ返しが待っています。もしリスクを取りに行っても同様の結果となるのであれば、自分は後者を選択します。やらないという選択肢があることをわきまえつつ、やらないで後悔するよりやって後悔する方を選ぶのが自分です。

やっていくことがすぐに変わるわけではありません。むしろ、変えようとは思いません。自分の心の芯に1本筋の通る考えを通せば良いと思っています。

「人が喜ぶことが自分の喜び」

これが、10年で得た自分の望みであり今後も求めていく道です。

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