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「これだけやれば大丈夫!労働衛生コンサルタント口述試験対策:頻出質問&模範解答集」4.作業環境測定

問12: 作業環境測定の手順は。


答: 作業環境測定の手順は、
デザイン、サンプリング、分析、管理区分決定となります。
デザインは、測定対象、測定日時、測定する単位作業場所を決定します。
サンプリングは、作業環境中の有害物質を採取します。
分析は、有害物質に応じた分析方法を用いて分析評価します。
管理区分決定は、分析結果をもとに管理区分を決定します。

詳しく!
作業環境測定の手順は以下のようになります。
1. デザイン(測定計画の立案)
• 測定対象の作業環境(職場)を決定
• 測定日時・頻度の設定
• 測定方法の選定(対象となる有害物質に適した測定方法)
• 測定する単位作業場所の設定

2. サンプリング(試料採取)
• 作業環境中の有害物質(粉じん、ガス、蒸気など)の採取
• 作業者のばく露状況に応じた適切な採取方法の選定(個人ばく露測定や定点測定など)

3. 分析(試料の評価)
• 採取した有害物質を適切な分析方法(重量分析、化学分析、機器分析など)で評価
• 測定値の整理とデータの統計的処理

4. 管理区分の決定(評価と対策)
• 分析結果を基に、作業環境測定基準に従って管理区分を決定(管理区分1、2、3のいずれかに分類)
• 必要に応じて改善策を実施(換気の強化、防護具の使用、作業手順の見直しなど)

このような手順を通じて、作業環境の安全性を評価し、労働者の健康を守るための適切な管理を行います。

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