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3Dプリントの失敗を防ぐ,最も重要な3つの設定
3Dプリンタ(QIDI ifast)は,凝り出したら本当にやること多いですよね.3Dプリンタ用のデザインに走ったり,3Dプリントの環境構築に時間が費やされてしまって,成形品を使って何かを行うといった,本来のアウトプットがどこかへ飛んでしまっては本末転倒も甚だしい.
プリンタの設定は色々ありますが,最も重要なのはなんと言ってもレベリング調整です.要は,第一層目がプラットホーム(ベーステーブル)上に綺麗に定着しているかどうかです.
![](https://assets.st-note.com/img/1675367737163-obEwQnmfeG.jpg?width=1200)
調整指針のご参考
もちろん,まずはじめにマニュアルに沿って,
レベリング調整を行います.
![](https://assets.st-note.com/img/1678344080008-nMVr8JmfyE.jpg?width=1200)
プリント第一層目の4つのコーナー(左奥,右奥,左前,右前)のフィラメントがプレートに対して,どれくらいの厚さで乗っているかを良くみて,ノズルからでたフィラメントの1/3程度がプレートによってひしゃげているくらいになるように調整ネジで調整する.
![](https://assets.st-note.com/img/1678345160428-XVPWr1YfJi.jpg)
図の左に示す様に,ノズルとプラットホームの隙間が小さいためにフィラメントの断面がかなり潰されている様な場合は,プラットホームを若干下がる方向に調整ノブを1/4回転ほど回す(どれくらい回すかは,プリンタによる).
逆に,一番右側に示す様なフィラメントを置いただけのような状態(プラットホームに対して,接しているだけの状態)だと,剥がれてきて二層目以降がしっかり積層できなくて,失敗してしまいます.このパターンでの失敗が最も多いのではないでしょうか.この場合は,プラットホームがノズルから遠いということですので,プラットホームを上に上げる方向に調整ノブを回す.
このようにノズルとプラットホームのすきま調整をしっかりやっておくことが,プリント成功の秘訣です.
温度設定
あと重要なのは,①ノズルの温度と②プラットホームの温度
です.QIDI ifast で色々試した結果,
PLAフィラメントの場合,
①ノズル温度:200〜205℃
②プラットホーム温度:60〜65℃
で非常に安定して,プリントすることができました.
みんながオリジナルの小物を製作できる夢の様な時代です.
noteで3Dプリンタ情報を共有して,身の回りを少しでも華やかにしていきたいですね.