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逆さまにしても読めちゃうアンビグラムの作成方法について解説してみる
LineやInstagramなど,SNSには必ずアイコンの欄がありますよね.ペットの写真などが多いのでしょうか.私は大好きなエレクトーンをアイコンにしています.本当は,オリジナルアイコンやロゴを作ってみようかなと思ったりしたのですが,デザインセンスのない自分にはちょっと...で,色々調べていたら,アンビグラムというのを見つけました.逆さまにしても同じに読めるものです.デザインセンスのない私がどうやってアンビグラムの作成したのかを解説してみますので,もしよかったら参考にしてみてください.
<ステップ1> アンビグラムにしたいワードを決める
ペンネームや会社名などロゴ化したいワードは,色々あると思います.ひらがな,カタカナ,漢字など色々文字の形態があるとおもいますが,たぶんアルファベット が一番簡単かなと思います.『みき』とかの2文字だと,逆さ文字の作成方法を解説するには,ちょっと物足りないかもしれませんので,ここでは,4文字の名前『ひろあき』を例に挙げて,アンビグラムの作成方法を解説します.
<ステップ2> 表記方法の選定
『ひろあき』の表記方法には,
ひらがな ーーー ひろあき
カタカナ ーーー ヒロアキ
ローマ字(大)ーーー HIROAKI
ローマ字(小)ーーー hiroaki
が考えられます.漢字はちょっと難しすぎるのでここでは無視.ひっくり返したものを並べて,ぼんやり眺めてみます.どうやら,ローマ字(小)がいけそうです.
<ステップ3> 回転中心を決める
ちょうど真ん中の文字oが回転中心にぴったりです.これはたまたまですが,偶数の文字数だったら,真ん中の2文字をくっつけたものが回転中心という考え方もありです.
<ステップ4> グループ化する
ひっくり返した文字をグループ化して考える.
上図に示すように,3つのグループで考えたら,何となく逆さ文字ができそうな感じというのを掴む.
<ステップ5> 真ん中の3文字に注目
roaについて,逆さまにしても読めるような形状を模索する.真ん中のoに無理やりヒゲをつけてaに見えるようにしてみました.
うーん.これだと端部のaが表現できなさそう.aとrを見たときにどうやってもrだけでは逆さまにした時にaになりそうにない.こういう場合は,となりのiを借りてくる.つまり,グループを再編してみる.
<ステップ6> グループ再編
グループ再編後の真ん中4文字について考える.
するとiを利用することで,aがつくれそう.アンビグラムで重要なのは,完全な文字を目指さないことです.それではいつまでたっても,逆さ文字が完成しません.
少し歪なaであっても気にしない大らかさを存分に発揮してください.
<ステップ7> 両端の仕上げ
ここまできたら,あとはまとめるだけです.hとkiをなんとかひっくり返してもそのように見えるように装飾します.
このような過程を経て,出来上がったアンビグラムがこちらです.
いかがでしょうか.この解説が,ロゴ製作の少しでもお役に立ったなら嬉しいです.