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AIによって,嫌がらせ/悪意がなくなる!?

木村拓哉さんが出ている日産の自動運転のCM『もう夢じゃない!』を見ましたか?しびれました.何に驚いたかというと,賛否両論・ツッコミどころ満載ということが分かっていてあえて,この時期に放映したということです.

AIの出現により,我々の倫理観形成に許される時間はどんどん短くなっています.しかも,それらがもたらす正解が分からない未来像・理想像というものをいち早くみんなで議論する必要があります.私は,色んな意味で英断だと思っています.

運転していてイラッとすることありませんか.
具体例を2つ挙げてみます.

イラッと事例

イラッと事例①

信号のない交差点を右折しようとして,ウィンカーを出して止まっている車A.そこに対向車Bが走ってきます.
A車のウィンカーを見たB車は,速度を上げます.まるで,『B車が直進するんだから,A車は右折すんなよ!』と言っている様です.
B車の直進が優先だから,A車はB車が通り過ぎるのを待ちます.すると,B車は交差点の直線で左折のウィンカーを出して,キューブレーキ気味で減速して左折するではありませんか!
もし,B車が速度を上げずに,交差点よりもう少し手前でウィンカーを出してくれれば,A車は右折できたのに...

イラッと事例②

A車側の車線に駐車している車Cがいます.対向車Bが走ってきます.対向車Bは全く速度を緩める気配もなく,むしろ速度を上げて車線の中央よりを走ってきます.B車はA車に向かって,『センターラインをちょっとでも超えて走って来るなよ!』と主張しているようです.
A車は,駐車しているC車の手前で止まって,対向車Bをやり過ごします.A車の後ろには複数台の車が渋滞することになりました.
もし,対向車Bが速度を緩めて,ちょっとでも外側を走ってくれれば,A車は止まることなく,駐車Cの脇を通れたのに...

事例①の場合は,あきらかに自分より先に行かせたくないという意地悪さが主な動機だと思います.それに対して,事例②は,良くとれば,正面衝突の危険をなくしたり,駐車Cから降りて来る人がいるかもしれないから,A車に止まることを促しているといったことも考えられなくはない.

AIを役立てる未来

こういったイラッと事例をカテゴリ(自動車の運転,上司部下のコミュニケーション,役所窓口でのやりとりなど)ごとにデータベースとして溜めていく.
そして,AIに学習させてその改善ロボットを導入する.
そうすれば,煽り運転をはじめ,様々なハラスメントは無くなっていくんじゃないでしょうか.そうなればいいな.
それができるのは日本!そう思うのは私だけじゃないはず.


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