プログラミングを学びたいならモチベーションが大事です
世の中,AI,ChatGPTやIoT...う〜ん,何から手をつけていいのやらと悩んでいるなら,まずは電子おもちゃを買って遊ぶことから始めてみましょ.というわけで,おすすめは,LEGO mindstorms EV3です.
プログラミングは,継続が命です.でも,なかなかモチベーションがあがらず,途中でやめちゃう人が多い様な気がします.それは,面白くないからです.なので,まずはさっと動くおもちゃから始めるのが得策で,動かしているうちに必ず"ああしたい,こうしたい"といった欲望が湧いてきます.より良くしたいとアイデアが沸いた時が,いよいよプログラミングに取り組むタイミングなのです.
テキストを買って,最初から訳も分からずタイピングなんかしても全然面白くない.数年後,パソコンに向かって話しかければ,プログラミングコードを書いてくれる時代には,そのような苦行は無駄でしかありません.それよりも,
①現在の課題を発見する
②どう改良したいのかを言語化する
③改良するための要素技術に分解する
④システム構成を見直す
を考えることがAI時代において,"人間"に求められていることだと思うのです.
大切なことなので,もう一度書いておきます.
どういったもの・サービスを生み出したいのかを考える『構想力』こそが,我々に求められている役割です.それを実現するための個々の技術部分は,AIなどがやってくれます.
前置きが長くなってしまいましたが,LEGO mindstorms EV3なるものをお見せします.
EV3に左右にLモータとジャイロ1個を取り付けた超シンプルなものです.箱から出して,数分の作業で完了します.
そして,EV3用のソフトウェアを以下のサイトからダウンロードします.もちろん無料です.
ソフト自体は,小学生から直感的に使えるものです.
接続が完了して,モーターが動く様になったら,まずは自分のロボットが動く喜びを噛み締めてください.
さあ,次に立たせてみましょう.
めちゃくちゃシンプルなものを下に示します.
ねっ,びっくりするくらいシンプルでしょ.
1.ジャイロセンサーで現在の角度を取得
2.取得した角度が0より大きいかそれ以外で分岐
3.(上段:0度より大きい場合)前に倒れてしまうので,モータを駆動して前進させる.
4.(下段:0度より小さい場合)後ろに倒れてしまうので,後ろ方向に進む様にモータを駆動させる
単に,条件分岐をさせているだけで,何ら制御めいたことはやっていません.なので,めちゃくちゃ前後に慌ただしくうごいて,何とか立っている状態です.その動画がこちら.
ねっ,安定して倒立させてみたくなってきたでしょ.
そうです!今が,制御システム工学とプログラミングを習得する時です!