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STLファイルの形状や原点をPythonプログラムでプロット表示
3D-CADでモデリングした,あるいはギャラリーサイトからダウロードした3Dプリンタ用のSTLがどんどん溜まってきた.嬉しい限りですが,ファイル名だけからでは,どんな形状だったか思い出せない.
Windowsパソコンに,このビューワーをセットアップすれば,ファイルエクスプローラで形状が確認できる.
Macであれば,ファインダーのプレビュー画面で確認できる.
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確かに.形状確認はできますね.
と,ここで記事は終わりません.
プログラミング教育が盛んになり,多くの人がPythonを使い始めている.
そこで,STLモデルの形状および原点座標を確認することができるPythonプログラムを作成してみました.
実行すると,下図のプロットが表示できます.

赤丸で3Dモデルの原点が図示されるので,複数の異なるファイルを3Dプリンタ用のスライサーソフトに読み込む前に,部品の原点がどこにあるのかを確認できる.
ただ,ファイルサイズが10Mbを超えるような大きなモデルだと,よほど高性能なパソコンでないと,表示するだけでも,めちゃくちゃ時間がかかる.やっと表示できたものをマウスでくるくると回そうとしてもそのたびに砂時計マークがでる始末...
作ってはみたものの,このPythonプログラム,ほとんど使い道なさそう...
MeshLabやCloud Compareなどのツールが,点群データをいかに高速に処理しているのか.改めて素晴らしいと思いました.
PS.こちらの記事もご参考に.