大産大情報システム学科1年生の講義の評価と振り返り

大阪産業大学デザイン工学部もしくは情報デザイン学部情報システム学科の講義を振り返って感想を述べたり、評価したいと思います。

なにか質問、タイポ等があればコメントしていただければと思います。書くだけ書いて放置している場合もあります。返信できないかもしれないので悪しからず。


アドバイス

一部欠席に厳しい講義もあるけど基本的に多少講義をサボってもとりあえず出席したり課題をやったり試験を受けておけばGPA2.7~3くらいは取れると思うので単位は落とすな。

平均的に1年生で40単位、2年生で80単位は取っているらしいのでこれより修得単位数が少ない場合は焦るべき。

大学にめったに来ないでただ単位をひたすら落とす学生もいるので友達は選んだほうが良いかなと思います。こいつは留年するか退学するか除籍されるだろうなって学生がちらほらいます。大学の公開データを見ればわかりますが留年、退学する者はそれなりにいます。

同じ学科の先輩と仲良くなれば勝ち組です。

教養科目は真面目にやらなくてもなんとかなりますが、専門科目は真面目にやっておかないと学年が上がったときに専門的な講義についていけなくなる可能性があります。

就職活動は3年生から始まります。
就職するにしろ進学するにしろ1、2年生のうちから何かに打ち込んだりしておくと良いかなと思います。

運動科学、スポーツ科学実習以外の抽選授業はクラス登録しなくても履修できます。運動科学、スポーツ科学実習は人気なのでクラス登録が必要ですが、初修外国語などの教養科目は定員が埋まることはおそらくないので通常の履修期間に履修登録することができます。クラス登録すると履修登録期間に消すことができなくなるので注意してください。

1年生の立ち回り

  • プレイスメントテスト

  • 友達を作ろう

  • 趣味やバイトに打ち込もう

  • 単位を取ろう

プレイスメントテスト

数学、英語のクラス分けテストです。
数学は3クラス、英語はわかりませんが4クラス以上はあると思います。
テストを受けなければ自動的に0点としてクラス分けされるようなことが書いてあった気がするので戦略としてはアリです。

数学は以下の2通りのどちらかのパターンになります。クラス分けテストを受けなければほぼ間違いなく基礎数学および演習を受けることができます。

  • 基礎数学および演習、解析学1、代数学1、数学演習1

  • 解析学1、代数学1、数学演習1、解析学2、代数学2、数学演習2

基礎数学は中学生、高校1年生くらいの数学から高校2年生くらいの数学を扱うので単位が取りやすく高校数学の復習をすることができます。
※週3回4単位なので注意
解析学、代数学、数学演習はベクトル、行列、高校生理系が扱う微積分などを学びます。

英語は講師がたくさんいるのでガチャです。

友達を作ろう

高校と違って大学にはクラスはありません。
したがって友達は積極的に作りにいかないとコミュニケーション能力の衰退に繋がるだけでなく大学生活が不利になります。
1年生であればサークル、部活動に入るという選択肢もありますが、同学科の友達と行動することが多いと思うので学科ガイダンスで声をかけたり入学式にX(ツイッター)やインスタグラムで声をかけた人と会ってみたりすると良いのではないでしょうか。
コミュニケーション弱者の自覚がある方はまだグループが出来上がっていない入学式から学科ガイダンスあたりを狙うと良いかなとおもいます。

趣味やバイトに打ち込もう

タイトル通りです。
バイト、部活、ゴルフ、プログラミング、学生自治会、ボランティアなど何でも良いかなと思います。

単位を取ろう

3年生までに100単位取れなければ留年だったと思います。
2年生が終わるまでに94~96単位取るように指導されるのでとりあえず講義に出席して課題を出していれば単位は取れると思います。

希望の研究室に入れるかどうかは成績順なので一応留意しておくと良いかもしれません。

講義の評価

単位の取りやすさ、充実度を★の数で表します。
★★★★★が一番単位を取りやすいという評価です。

講義は強制的に取らされたり、自然と取らなければ卒業要件を満たせないようなものが多いので1、2年の学生はほぼ似たようなスケジュールになると思います。単位を落としても退学するのでなければどうせ来年、再来年に取らないといけないので落とさないようにしておくと良いかなと思います。

どこの大学でも似たようなものですが1年生は英語、数学、教養科目が多く専門科目は少なめです。

以下のサイトにいくつか授業評価が載っていますが有名な大学ではないので情報が古かったり講師が異なっていたりすることがあり、あまり役には立たないかもしれません。

フィールドプラクティス

単位の取りやすさ★★★
充実度★★★★(社会人に必要なスキルを体験できますが、興味がないと面倒だと思います。)
口頭での出席必須

たしか必修だったはずなので必ず出席しましょう。

出席していれば単位は取れます。欠席すると大幅に減点されるらしい。
システムの企画、設計、ゲーム製作などのテーマがあり、グループワークは社会人として必須のスキルを養う機会なので普段そのような機会に恵まれていない人は真面目にやるのも良いかなと思います。

グループで企画を考える、パワポで発表、DxRubyでゲーム制作などをやったと思います。プログラミングを扱う最初の授業だと思うので真面目にやっておくことをおすすめします。

本格的にゲーム開発がしたい方はUnity、Unreal Engineを触ってみたりすると良いかもしれません。Pythonでもそれなりのゲームを作ることができます。

情報と数学

松本先生
単位の取りやすさ★★
充実度★★★
出席は必要ない

定期試験100%ですが、課題を出していれば加点されます。
テスト次第なので本人の能力や課題を真面目にやっていたかが重要な気がします。

必修ではありませんが、これからの講義の基本になるので真面目にやっておくのが良いかなと思います。

集合、基数法、関数、順列、Combination、真理値表、論理代数、論理ゲート、カルノー図などを学習します。基数法はこれから何度も出てくるので真面目にやっておくと良いかなと思います。課題の解答が公開されない点は不満です。

集合、基数法、順列、Combination、真理値表、論理ゲート、カルノー図は2年生でも学習します。基数法は2進数、10進数、8進数、16進数の整数、実数を互いに変換することができ、2進数の加算減算、基数に対する補数、減基数に対する補数が理解できていれば十分だと思います。

カラーコード、プログラミングのデータ型の大きさ、アドレス、ストレージの容量というように10進数以外の数体系が用いられることは多々あります。

授業が特別わかりやすいとかではないので教科書やネットに転がっている資料などで自習しても良いかなと思います。

コンピュータの仕組み

大垣先生
単位★★★★★
充実度★★★

レポートの送り方を間違えないようにしましょう。出席レポート、課題レポートをちゃんと出していれば自然とSになると思います。

字が読みづらく、フォネティックコードを使ったり、レポートの日付は旧暦だったりと癖のある先生です。情報科学の世界のぼんやりとした輪郭をなぞっていきます。理解が難しい内容もあるのでちゃんと理解したい場合は別途自習が必要だと思います。

シグネチャ、ENIAC、文字コード、データと情報、ハフマン圧縮、ハミング符号、圧縮と伸長、トランジスタ、論理回路、順序回路、組み合わせ回路、OS、MS-DOS、LPIC、CCNA、計算機、セキュリティ、ラピッドプロトタイピング、OSI参照モデルなどについて講義が行われる。

課題のレポートはじっくり考えて文章にすることでアセンブリといった知識を蓄えつつ文章力が身につくので真面目にやるとよいかもしれません。

生命科学

太田先生
単位★★
充実度★★★
出席送信が必要

とりあえず単位がとれればよいという人は環境科学とかをとった方が良いかなと思います。テストは選択問題、論述問題が出ます。

生物の進化について学習します。DNAとかそういう話ではなく動物生態学、進化の話をします。

論理学

私は履修していませんが張替先生が担当なので資料の演習問題を解いておけば単位は取れると思います。張替先生の講義はわかりやすいのでおすすめです。

環境科学

単位が取りやすいと聞きました。

文章表現演習

単位★★★
充実度★★★★
出席はおそらく必要

毎回の授業を受けていれば単位はとれます。
日本語について学ぶので文章を書いたり読んだりするのが苦手な人は真面目に受けるのが良いかなと思います。

漢字、同音異義語、熟語、四字熟語、原稿用紙、文章校正、レトリック、慣用表現、レポートの作成などを学習します。

クラスが複数ありますが、内容は似たような感じだと思います。教科書に問題があり、解答用紙も付属しています。解いたら提出して後日採点して返却されます。大学では試験はやったらやったままでフィードバックを受けられる機会が少ないのでこのような講義はまれです。

講師に質問すれば答えてくれると思います。

倫理学

単位★★★★
充実度?
出席?

手書きのノートが持ち込めるのでとりあえずノートを写しておけば単位は取れると思います。クイズに答えると加点があるのでテストに自信がないなら出席しておくのが良いかなと思います。出席しなくても加点があるかは忘れました。

権利論、義務論、功利主義、生命倫理などについて学習します。

英語LS12、英語RW12

講師によって成績の付け方も講義内容も違います。ガチャです。
しかも強制的に取らされます。
英文法基礎、長文読解、リスニング、英会話入門みたいな講義から選択させてくれたほうが嬉しかった。英語の講義を4単位取らないと卒業できないので落とさないように。

産大生の実力を考慮した授業難易度だと思うので基本的に単位は取りやすいはずです。

私の場合、LSは英語でのスピーチがありました。RWは英語の音声、冠詞、be going toとwillのニュアンスの違い、時制などについて学習し和訳、英作文などを行いました。DeepLなどのツールを使っても良い講師にあたったのでなんとかなりました。単位のとりやすさ、授業が早く終わるかどうか、AIなどを利用してよいかはすべて講師によって違うのでガチャです。

私は共通テストの点数もかなり悲惨でとても英語なんてできません。それでも真ん中~上のクラスと推測できるクラスで苦労せず単位をとれているのでなんとかなると思います。

中には大学なのに席が指定されている。中学英文法のワークを解いたら加点。英単語のプリントが配布されてそれを覚える。ハリーポッターの題材に授業をするクラスがあるらしいです。

翻訳アプリとしてDeepL、Google翻訳などがあります。Googleアプリは画像認識から自動で翻訳までしてくれるのでおすすめです。

初修外国語入門(ドイツ語)

荒島先生
単位★★★★★
充実度★★★
出席はおそらく関係ない

第15回目の小テスト、口頭テストのためにいくつか表現を覚えておけばなんとかなると思います。ドイツ語の基本的な表現を実際に発音することで進めていきます。クラス登録をしなくても履修できると思います。

基礎数学および演習

充実度★★★

先生ガチャ。
内容自体は簡単なので授業を聞いていれば単位は取れると思います。
人によっては聞かなくても単位を取れると思います。
先生によって中間テストがあったり小テストがあったりします。
6回くらい休むと落単が確定する場合もあります。

1次関数、2次関数、指数対数、三角関数、極座標などを扱います。

解析学1、解析学2、代数学1、代数学2、数学演習1、数学演習2

充実度★★★

河村先生は出席送信が必要で、それなりに勉強しておけば単位は確実。
宮本先生は出席送信が必要で、課題をやって資料を覚えればなんとかなる。宮嵜先生は出席が必要で授業内小テスト、課題、中間テスト、期末テストがありますが問題は簡単なので取ろうと思えば満点が取れると思います。

周りではけっこうサボっている人もいますが、単位落としたって話は聞かないので最低限テスト勉強をしていれば問題ないと思います。

プログラミング1

充実度★★★
出席は多分必要

先生ガチャ。必修なので落とさないこと。

だいたい12クラスほどに分かれて「これからはじめるプログラミング基礎の基礎」という教科書について資料にまとめて発表したりします。担任によっては映画を見たりして先生が授業を進めるクラスもあります。比較的難しめの課題が出るクラスもあるので要注意です。

担当の講師によって授業の進め方や成績の付け方が異なるので○佐美先生のように厳しめの先生もいれば○垣先生のようにそうではない先生もいます。

プログラミングという名前の授業ですがコードは一切書かないし、扱うこともありません。入力装置、出力装置、計算誤差、フローチャート、データ型、演算子、配列、論理演算、ポインタ、定数、ファイル、関数のような事柄についてどういうものかというのを軽く学びます。

もしかしたら違うクラスもあるかもしれません。

ディジタルコンテンツ演習

単位★★
充実度★★★★
出席送信必要

課題、宿題を出していれば単位は取れるがまあまあ手間がかかる。
Microsoft OfficeのWord、Excel、PowerPointをつかって実際に資料を作る。ITに関係のない職種でも扱うことが多いはずなので就職を希望する人はとりあえず真面目に受けるのが良いかなと思います。必修科目。

メールの送り方もたしかこの講義で学習したと思うので真面目に聞いておくと良いかなと思います。

件名:講義Aの第1回課題の提出方法について
大産大花子先生
お世話になっております。
講義Aを受講している◯◯大学◯◯学部◯◯学科学籍番号h001の産大太郎です。
講義Aの第1回講義の課題について、課題の提出方法を失念してしまいました。
お手数をおかけしますがもう一度講義Aの第1回課題の提出方法をご教示いただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。

--
産大太郎
メールアドレス
◯◯大学◯◯学部◯◯学科

デザインと設計

高根先生
単位★★★
充実度★★★
出席送信必要

授業に出て確認クイズに答えていれば単位は取れる。
人間のものの見え方、色、UI、GUI、モバイルアプリの画面設計、Swiftなどを学ぶ。

3週ほどグループワークがあります。UI設計が悪いと使いづらいサービスができてしまうのでこういった講義も必要だと感じました。

情報社会と倫理

吉田先生
単位★★★
充実度★★★★
出席はおそらく必要ない

スプレッドシートに課題に対する解答を300文字程度書く。日本語が苦手な人は真面目にやっておくと文章を書く練習になって良いかなと思います。毎回ちゃんと書いていれば単位は取れます。

例えば情報資産を扱う企業があり、情報漏洩を起こさないために企業側、利用者側の立場からそれぞれ考えてみましょう。

私はこれまで真面目に勉強してこなかったので問を正確に読み取って自分の考えを言語化し、論理的な文章に仕上げるという社会に出るうえでの基本的な能力が欠如していると自覚しています。この講義ではこのような能力を少しでも鍛えることができたので満足しています。

ネットワーク、セキュリティ、サービスに関する問題点について考えたり、開発者側、ユーザー側など複数の立場からものを考えるトレーニングにもなります。

哲学

平尾先生
単位★★★★
充実度★★★
授業コメントが出席にあたる。

授業にそれなりに出ていれば単位は取れる。
テストの比重が重いが比較的簡単。
プラトン、ハイデガーを扱うのではなく哲学はなにをやってもよく、どのように結論を導くのか、推論、三段論法というようなことを学ぶ。

経済学

藤岡先生
単位★★★
充実度★★
出席はとらない

毎回レポートさえ出せば単位を取るのは簡単。
マクロ経済、ミクロ経済を詰め込みすぎて授業進度が速くあまり身につかないと思います。履修にあたって最低限の数学的素養はあったほうがよいと思います。

インフレ、デフレ、GDP、需要と供給、政府の介入といったことを扱います。

物質科学

塩山先生
単位★★★★★
充実度★★
出席はとらない

第15回にテストで出るところを教えてくれる上に手書きのノート持ち込み可能なので単位は取りやすい。テストは記述問題が5問ほどですが簡単で採点も甘いです。

原子、同位体、状態方程式、周期表、原子力、電池、四大公害病など化学をざっと学ぶ。ざっくりしていて説明不足な点が多いように感じる。単位のとりやすいゆるい講義。

現代数学入門

張替先生
単位★★★★
充実度★★★
出席はとらない

小テスト20%、中間テスト40%、期末テスト40%
Webclassにアップロードされている演習問題を解いておけば小テスト、中間テスト、期末テストすべてほぼ満点がとれます。小テスト、中間テストはどこでも受けることができますが、期末テストは対面です。

結び目理論、グラフ理論、トポロジー、離散数学を学習します。難しい概念も登場しますが、問題さえ解ければ単位は取れます。

プログラミング2

単位★★★
充実度★★★★
出席??

毎回課題があるが授業中に終わらせることもできる。課題さえ出していれば単位が取れる。

C言語の初歩的な文法を学ぶ。
構造体、ポインタ、ファイル処理は2年生で扱う。
プログラミングの知識を必要とする講義がこれからたくさんあるので真面目に取り組むこと。そもそも必修なので単位を取らないと卒業できない。

プログラミングが苦手な人は予習しておくと良いかなと思います。
初心者は最初に環境構築で躓くと思うのでpaiza.ioなどで実行するのがおすすめです。スマートフォンでC言語を実行できるアプリもあります。

// C言語はこのようなソースコードを記述する
#include <stdio.h>
int main()
{
    int a;
    return 0;
}

ネットワークアプリケーション演習

単位★★★
充実★★★★
出席??

課題さえ出せば単位は取れます。
インターネット、HTML、CSS、JavaScriptの基本を学習しながらWebサイトを制作します。
JavaScriptはコピペ、Bootstrap、jQueryの機能の紹介などが中心で文法などは扱いません。
フロントエンドの初歩の初歩であり、必修科目なので真面目に取り組むと良いかなと思います。

調べればHTML、CSSを学べるサイト、教材がいくらでも見つかると思います。Web系のエンジニアを目指している方はフロントエンド、バックエンドについて調べてみると良いかなと思います。

情報と産業

単位★★★★
充実★★★★
出席は取らないが毎回レポートがある

レポートをとりあえず出しておけば単位は取れる。
各回別の企業の方がIT業界の概観、自社の説明などをしてくださる。
企業や業務について広く浅く知ることができるので聞いておくと良いかなと思います。

データサイエンティスト

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