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視点の自由研究No.102「視点_Age is just a number」

最近自分の年齢を忘れてしまうことがよくあります。もうボケてしまったのか?なんて思うこともありますが、40歳を過ぎた頃から年齢をちゃんと数えることを逆に意識的に無視している自分がいます。

今回は人生100年時代という世の中において「年齢」というものを考えてみようと思います。

「フリー制作」

様々な業界に存在するフリーランス。映像業界は特にフリーランスが多い業界かもしれません。コロナを経ることで副業的に始められる仕事としての認識もあるからかもしれません。

東京の映像業界においてはフリーランスの制作部という人々も当然存在していて、様々な案件で大きな活躍をされています。自分が若手の時などはこのフリーランスの方たちも意外に若い方が多かったのですが、最近では業界のブラック的な労働環境やそもそもの人手不足により、フリー制作も年配のベテランが増えています。

かつては意識していた年齢というちょっとしたハードルがなくなり、ベテランならではの持ち味や経験を活かした制作現場では、逆に安心して仕事ができる環境が生まれている感じがしています。

「エイジハラスメント」

そんな環境でもあるせいか、年齢である種の仕事状況を捉えるということにはもう限界があるなと思っています。逆に言ってしまえばエイジハラスメント的な感覚、年齢的なもので仕事内容を決めてしまうことへの勿体なさがあると感じているのです。

特に私のように起業して少人数で活動している会社などでは、全ての仕事を自分が行わなければなりません。仕事内容に年齢的なイメージなど持っている余裕など全くありません。だからでしょうか、全ての仕事が改めて楽しくもあり愛おしくもなってくる。

企業の中で管理職になり責任を任されているような役職的な働きではなく純粋に仕事内容と向き合うことができているのからかもしれません。

もちろん組織的な動きの中で年齢が重要な役目を果たすことも知っています。ですがそれはそれを裏打ちする経験があってこそ。映像業界も様々な人たちが協力して一つの作品を生み出していく世界です。そんな中にベテランの血が入ることは今や頼もしくもある世の中になったと思っています。

「60代でピークを」

起業した際、仲間と話したことがあります。それは60代に仕事のピークを持ってくるということ。人生100年時代において60代にピークを持ってくることは、今を生きる自分に大きな指標になっています。そのために、より多くの方と出会うこと、若い方たちの考えに触れていくことが大切なことだと今感じています。

年齢はただの数字。

数字を数えることよりも、どこまでやり続けるかの勝負をしていきたいと考えています。


映像でお困りの方、静岡で撮影されたい方、ぜひ一度お声掛けください。