仮面を被る・脱ぐということ
体に悪いものはだいたい美味い。
ド畜生です。
今日は本当に真面目な話です。
例によって新歓の話なんですけどね。
今日は私達がよく使うエリア以外の場所を巡るというもので。
各場所にチェックポイントがあるのでゲームをしてめぐりましょうという企画。
ちなみに開始前に新歓委員長がさらわれるという茶番があって、彼を解放しようという設定でした。
まぁよくありますよね。
ありきたりなもんです、別になんの文句もありません。
人付き合いはしないとですからね。
親睦を深めるという意味ではいいと思いますよ。
問題はその後でした。
教室に移動してから答え合わせをしたところまではよかった。
「班の中に一人、一年生のフリをしたスパイの二年生がいます!」
それは反則だろ。
つまりどういうことかというと、班員が初めから構成されていたのですが、実はその中には二年生が各班一人ずつ混じっていたということ。
不快感という言葉では表しきれない何かを感じましたよね。
何がタチ悪いって、仕込みはなんとセンター試験前から始まっていたということ。
新入生を装ったツイッターのアカウントを用意して、新入生に絡みに行く。
入学式前の新歓から今日に至るまで、一部の二年生が一年生のフリをして参加していたわけです。
衝撃が強すぎました。えぇ。
初めての経験です。
人からこうもたやすく集団で騙されたというのは。
ただの仕込みだと言ったらそれまでですが。
それでいいんですか?本当に。
彼らがやったのはただ人を欺いたということです。
ノリが悪いとかそういう問題ではないです。
実際に泣いてる人もいました。
少なくともこれで傷ついた人がいるという事実は、あれが正しい行為だったということを否定します。
数年前から始まったそうですが、一体誰が考えたんでしょうね。
私は許せませんよ。
一緒に帰ったり、友達になって、LINEを交換したり、ご飯に行ったりした人もいました。
同じ人間ですからそれで交友が絶たれるということにはならないかもしれません。しかし問題はそこではありません。
一年生は、そこにいる人達とあくまで筑波のニューカマーとして触れ合っていた。
そういう意識で交流を図っていたのです。
それを踏みにじるのは裏切り以外の何物でもありません。
年上には敬語を使うというポリシーを持っている人もいたかもしれません。
その人がネタバラシをされたときどう思うでしょうかね。
これが歓迎かどうかというのはちょっと私には判断しかねます。
どう思いますか?
皆さんはこの企画を純粋に楽しめますかね?
コメントでも何でもいいのでぜひ教えてください。
一方で嬉しいこともありました。
音ゲーのサークルの新歓ミーティングに終わる寸前で飛び入りました。
というのも学群の新歓が長引いたので。
すごい時間に来たねと言われたので、道に迷っちゃってと言ったら、そこにいた十数人の音ゲーマーに笑われました。
すごくホッとしました。
知ってる空気なんです。
今私がいる学群の空気は知らない空気です。
笑い声が他人のためにあるような空気というか。
みんな自然体で、安らいでいるのがひと目で分かりました。
涙が出るかと思いましたよ。
同じ趣味を持つ人というだけで、こんなに安心感があるものとは思いませんでした。
人間系の人はいませんでしたが。やはりあそこはキラキラした連中が行くところのようです。
むしろ好都合で、ツイッターから妙に漁られることもない。
人生で一番ほっとした瞬間かもしれません。
もはや名前すらいらない交流です。
名前はなくとも共通の話題がある。
ミーティングは終わっていたので、その後ご飯ということに。
音ゲーマーといえばラーメン。もはや不動。
最初二郎系という話だったのですが、めちゃ混みっくだったので退散。
ラーメンは自費。
恩着せがましい今日のご飯は~!という勧誘ばかりなので、本当に清々しい。
奢られるのは好きじゃないんです。
そしてその後、
流れるようにですよ。
安心しかないです。
今回のタイトルの意味ですが。
結局、社会的には他人から見た自分というのが自分なんです。
その事実は変えようがありません。
ですから、仮面を脱ぐ、というのは形式的なものですらない。
脱いだか脱がないかは自分ではなく、相手が判断する。
仮面を脱ぐというのはただの自己満足です。
しかし。
しかしそうであっても、その形式的ですらない行為を。
できる相手が全くいないというのは、寂しいことです。
仮面を被るということはきっと必要なことなんですけども。
少なくとも自分の中ではオン・オフが存在しているわけですから。
仮面を脱げる相手が、一人でもいたらいいね、というお話でした。
この意味を、今日の話からどう取るかはあなたにおまかせします。
最後に笑える話。
初日にしてテストに遅刻しました。
道に迷いました。
以上です。
執筆中に椅子からひっくり返った。