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ハレ切り

みなさんは撮影の際にハレ切りをやっていますか?

"ハレ切り"は現場の何かの光源がレンズの中で反射をして発生するゴーストやフレアを発生させないようにするための作業です。

例えば屋外ですと太陽光や街灯など、屋内ですとダウンライトやスポットライトが原因になる事が多いです。

広角レンズを使うと画角が広い分、意外なところにある光源が入り込んできます。

撮影の時間が限られている時は現場で確認ができないので編集の際に消してしまうのですが、確認ができる時は現場でタブレットにデータを飛ばして確認をします。

撮影の経験が増えてくるとなんとなくゴーストやフレアが発生しそうな場所は勘が働いて分かるようにもなります。

確認ができなかった時は、フォトショップでぱっと見はわからないくらいに修正をするのですが、どうしても汚くなってしまうのと場合によってはかなり時間がかかってしまうので、なるべく現場で晴れ切りを完了させておくのに越したことはないです。

ネット上に散見される建築写真に携わる先輩カメラマンの方々も相違工夫でいろいろと対策を施しているようです。

私がハレ切り対策で一番最初に参考にしたのはニコンのサイトに掲載されている佐藤振一さんの記事でした。
レンズの付近にアダプタを付けて、それに三枚の黒い板を傘のようにさしていますね。
https://www.nikon-image.com/enjoy/life/nps/magazine/ultimate/15/15_03.html

次に市川宏行さんの記事です。このDIYはとても面白いですね。クリップアームを黒く塗装し、黒い養生テープでボードを覆って使用しているようです。
http://genessphoto.com/?eid=187

私にハレ切りの方法についてアドバイスをしてくださった先輩カメラマンは舞台照明についているような羽根(バンドア)を改造してTSE-17mmにつけていました。
https://x.gd/BdcaU

それで私はと申しますと、今はもうメーカーが製造をやめてしまったので購入する事はできないのですがヨドバシカメラに売っていたアストンという会社のサンシェルターという製品を使っていました。
https://www.yodobashi.com/product/000000110299904852/

軽くて背骨の部分もぐらつかないので愛用していたのですが、プラスティック製なので背骨が折れてしまい、そして廃版となってしまったので現在は使う事ができなくなっています。

実はこれらには問題がありそうで、室内の撮影だと問題がなさそうですが、屋外ですと移動の際につけっぱなしにしておくと邪魔になったり、強い風が吹くと飛んで行ってしまうという事もありそうです。
(わたしの場合は飛んで行ってしまいました)

さて今現在のわたしのハレ切りの方法ですが"黒いケースのタブレットでハレ切りを行いながら撮影をする"です。

私はカメラの純正のアプリケーションでwifiを使用してシャッターを切っています。

なのでカメラ本体のファインダーを見ながらハレ切りができる場所にタブレットをかざし、シャッターボタンを押すようにしています。

正面にガラスなど自身が写りこむ物がある場合は、私込みの晴れ切りができている画像と、無人のハレ切りができていない画像の二枚を撮影し、後にフォトショップでハレ切りができている部分と無人の部分を合成して一枚にまとめるようにしています。


未ハレ切り
済ハレ切り

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