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DOC 活動報告② 新歓
1年間の活動も間もなく終了し、次の代へと引継ぎを行う時期になりました。良かったことや、反省点も含め、この一年の活動の振り返りと総括をしたいと思います。ちょっと強引で主観的な長文にはなりますが、よろしくお願いします。(代表)
春の新歓イベント(建築巡り)
第2回銀座編
前回の上野公園編から2週間。平日週一回のペースで、学校で軽くおしゃべりをする活動をしていましたが、もう一度新歓イベントをゴールデンウィークに行いました。
今回は、東京いや、日本の中心ともいえる丸の内、銀座を歩くツアーを計画しました。東京駅や銀座は商業の中心地で、人やお金の集まることから建物や空間に工夫が凝らされ、建築学生にとっても興味深い建物がいくつもあるので、そうした個性的?な建物を見てほしいというのが、今回の趣旨の一つです。
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小雨の降る東京駅に集合した後、皇居へと続く行幸通りを見ながら、まず東京国際フォーラムを見学しました。
東京国際フォーラム
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設計したのはアメリカ在住のラファエル・ビリオリで、国際コンペで選ばれました。ガラスで囲まれた巨大な吹き抜け空間は、この建物の中で最も美しい場所で、世界から人気のスポットになっています。この日も建物を背景にたくさんの人が写真を撮っていました。
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船底をイメージしたとされるこのキールアーチは、少しずつ形を変えながら二本の大柱とケーブルによって支えられています。
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会議棟(写真左)と右側のガラスの間の通路は風や地震による横向きの力に耐えるために設けられているそうです。
ちなみに、建築界の巨匠磯崎新氏は、この東京国際フォーラムを含めた東京の5つの公共建築について、粗大ごみと称しているという逸話があるようですが、一説によれば、東京国際フォーラムの建築自体については否定しているわけではなく、丸の内という土地にこうしたコンベンションホールを作るべきではないという意味で批判していたようです。
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建築的に魅力が豊富なことはもちろん、ガラスで囲われた空間であることから、いろんな時間、天気の状態で来ることで全く違う表情を楽しめるのではないかと感じました。
UNIQLO TOKYO
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続いて訪れたのは、UNIQLO TOKYO。ユニクロの旗艦店として知られるこの店は、世界的巨匠ヘルツォーク・アンド・ドムーロンが担当しました。彼らがこの建物を訪ねた時、既存のコンクリートの梁や柱が気に入り、建物を支えるコンクリートの構造体の力強さを、店のファサードにも内装にも生かしています。
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また、吹き抜けは、天井が鏡で反射するようになっていて、高級感だけでなく空間が広く印象的に見える効果をもたらしています。
奥野ビル
個人的に一番印象的だったのは、奥野ビルでした。1930年代に竣工したというそのビルは当時にしては珍しい鉄筋コンクリート造で、九段会館を手掛けた川元良一が担当しました。当時としては高価なエレベータも設けられ、内側も外側も他の銀座の建物と一線を画す姿だったようです。
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使い込まれた床やエレベータなどの設備がいろんな時代を乗り越えてきた何よりの証拠になっています。そのどれもが新鮮でした。
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銀座SIX
奥野ビルを後にして、雨の歩行者天国を歩いて次に向かったのは銀座SIXです。谷口吉生が基本設計を務め、銀座に立ち並ぶ伝統店の暖簾をイメージして作られました。できるだけ建物自体はシンプルに設計されていて、高級店の華やかな商品がより生えるような心がけがなされているそうです。
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銀座の高級店には縁がない私たちなので、こうした場に来ることも想像以上になかったりするので、豊かで贅沢な空間を体験することでそれぞれ何か新しい発見があればうれしいです。
雨で全然予定通りには行きませんでしたが、こうして新歓2回シリーズは無事終了しました。今年も、本当に多くの1年生に入ってくれて、DOCの活動にもいい影響を与えてくれました。実際に建築見学に来てくれる子も増えて代表として本当に感謝の限りです。