フジロック2024 その1
まず、
おいらはフジロック歴20数年のおっさんである。そういう話をするとよく聞かれるのが「第1回行きました?」
行った。
第1回に行った人間はそう簡単に「死ぬかと思った」なんぞとは言わなくなる。あれこそ「死ぬかと思った」だからな。まあそれはいいとして。
こりもせずほぼ毎年行っているおっさんのフジロック日記である。
ダラダラ感があるのはベテランだからであってやる気がないわけではない。
7月25日
前乗りである。フジロックは26日から28日までだが、前夜祭があり、花火があがったりライブやDJがあったりするのである。前夜祭は直前にならないとタイムテーブルが出ないのでその場でのお楽しみだったりする。
東京から新幹線に乗る。上野から少々きれいめの服で「赤福」を持っているというなかなかに情報量の多い若い女性がおいらの隣の席に座った。
「これでフジロックだったらすげえな」と思っていたら高崎で降りた。
まあそらそだわな。赤福は謎だが。そんなこんなで越後湯沢到着。
前夜祭のタイムテーブルが夕方SNSに上がる。
どぶろっく
いいじゃないか。今年はフジロックさん変化球を投げてきましたな。どぶろっくのライブを30分見ることなんかそうそうないもんな。
「テレビでやれない曲やりまーす」
そうこなくっちゃね。いやあ面白かった。そして歌が上手い。ていうか本当にテレビでやれない歌ばっかやってたわなあ。
前夜祭はどぶろっくさんの優勝です。
7月26日
お世話になっている宿の目の前にはキャンプサイトの入り口にほど近く、そちらから会場に向かうことができる。キャンプサイトのほうにもフェス飯を出しているので朝食食べたりできるということなのだ。
初日一発目からなかなかの店をみつけてしまいましたなあ。
牛の丸焼き丼。
これがまたどえらく美味かった。初日一発目にして今回のフェス飯ナンバーワン決定。いやあ本当に美味かった。
フジロックは何年か前からタイムテーブルの配布をやめた。
もちろんスマホで見ることができたり、フジロックのサイトでもプリントアウトできるのだが、1日ずつのやつでアレなので某コンビニのなんちゃらプリントでいただいてみる。正直タイテは紙の方が便利なんだよなあ。
そして毎年恒例の「ハイジのカレー」詣で。
今年も初日の昼飯できっちりといただきました。温泉卵入り。
安定のおいしさ。
今のところ飯ばっか食べているのだが・・・。
まあそれはそれとして、ここ数年はひとまず一番奥まで行ってみると途中のフィールドオブヘブンでは
渋さ知らズオーケストラが最高潮の盛り上がりを見せていた。
渋さのあとの家主と言うバンドが気になったので一発目はこちらで。
これがなかなか良かった。日常を歌うっつーかそんな感じの人たちなんだけれども平凡さの中のかっこよさというかなんとも言えない魅力があります。
大貫妙子やらオリジナルラブやらながめたりしながらレッドマーキーへ。
THE SPELLBOUND。何回か見ているけれども今回のフジロックは正直圧倒されたというかもうとにかく凄かった。本日の優勝ですな。どっかに映像あったらぜひ見ていただきたい。本当に凄かったので。
ツインドラムはとにかく迫力がものすごいですな。途中からは女性ボーカルのかたも入ってきて(XAIさんという方だそうです)、おそらくこのメンツでツアーをやっているのでしょう。ブンブンから好きだったけれども改めてかっこいいなと。XAIさんの声がまたよろしいんですな。
本日のグリーンステージのトリ、THE KILLERS。
SZAキャンセルとなっての代打ではあるが、引き受けてくれたのもありがたい。もうフェスのトリなんぞ腐るほどやっているだろうから堂々としたもんだし、重鎮ですしねえ。かっこよかったわあ。
夜中にレッドマーキーにて本日のお目当て電気グルーヴ。
ずーっと見てるし人生から観てるし卓球さんのDJもたくさん観てるし・・・
それでもかっこいいし大好きな人たちだなあ。
「どうだ!かっこいいだろー」
かっこいいですよ卓球さん。最後はおなじみの富士山。フジロックで聴く富士山はまた格別なんだよなあ。ちなみに第1回でもやりました。
HIROKO YAMAMURAを見そびれてしまった。
こいつはしばらく後悔するだろうなあ。