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極上のナポリタンを求めて(そんなものはない)その44

巣鴨 ポピー

おいらはその昔、巣鴨近辺に一人暮らしをしていた。その時に気にはなっていて入ってみたかった喫茶店があったのだが結局入ることはなく引っ越してしまった。もうかれこれ20年以上前の話だ。
そもそもなんで巣鴨に住んだかというと、子供の頃にほぼ月一のペースぐらいで親に連れられてとげぬき地蔵尊に来ていたのだ。何の理由があって巣鴨に通っていたかは覚えてないが、お地蔵さんをタワシでゴシゴシやってたのは記憶にある。あと知り合いの床屋さんが巣鴨だった。まあ土地勘があるほうが住みやすいわな、ということで2年ほど住んでいた。

そんなとある休みの日、ふらっと巣鴨に来てみた。
…あった。
あったというか、まだやってる(失礼だ)というか。かくもおいらの願いはあっさりとかなってしまった。
それがこの喫茶店「ポピー」。創業は昭和43年。
なんとなく入らなかったのは店が階段を下りた地下にあり、まあなんとなく入りづらかったのですな。
っていうか昭和43年っておいらより年上ですわ。

恐らく創業当時からレシピは変わっていないのでしょうな。玉ねぎ、ピーマン、肉は魚肉ソーセージでした。ちょっと珍しいわな。
いまや魚肉ソーセージの方が原材料費高いんじゃないかと余計な心配をしてしまいますが、老舗の安定したおいしさを感じました。
コーヒーがついて750円。安い!おまけでヨーグルトもついてきます。
店内は「ザ・」がつくぐらい昭和の喫茶店です。本当にいい雰囲気のお店でした。なんで20年前さっさと行かなかったのか。今になって後悔しました。

よろしければ、ぜひ。そういえば巣鴨って塩大福も有名なのね。

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