KORG MODULE PROがとてもよいのでキーボード機材の運搬が楽になる
バンドでキーボードを担当しています、わっふると申します。
ほかのエントリーに書きましたが、ROLAND FA-07を購入して利用しています。
持ち運びの鍵盤は1枚だけなのですが、レンタルスタジオには電子ピアノやレンタルシンセサイザーが置いてありますので、そちらも活用しています。
ただ、現場に着くまでどんな機種が使えるかわからない、というのが困りごとになります。
そこで「音源」だけを持ち込んで、MIDIで接続してレンタルの機材の鍵盤だけを使う、という方法があります。
この「音源」を「音源モジュール」と言いまして、たとえばYAMAHA MOTIF RACKとかROLAND INTEGRA-7とかいろいろあるんですが、これらもまあまあ大きくて重いのです。
ケースに入れて運ばないといけませんし。
そこで最近ではパソコンやiPadを音源に使っている人が出始めていると聞きまして、調査を開始しました。
まずはMacのMain Stageというソフトを持っているのでそちらを試してみました。
Macbook Airを持ち歩けば、これを音源に使えます。
ソフト自体は4,000円くらいで買えます。たいへんお手軽、お手頃です。
ただ、操作性というか音色の作りこみというか、ライブ向きか?といわれるとちょっと疑問符が付きました。
そこでiPadの音源ソフトってどうなのかな、と思ってiPad Proを購入して調べてみました。
そしたらKORGがMODULE PROというソフトをリリースしていてとてもよさそうです。
まずは試用版を入れてみました。
ものすごくかっこいいピアノ音色が入っていて、そのリアルさに震えました。1GBのサンプルを使ってるそうで。
「これはやばい!」と正規版を購入、課金して拡張音色もすべてゲットしました。
TRITONの音色なんてのもあって、KORGファンにはたまりません。
GM配列のパックもあって、「あの音が欲しい!」ってのにばっちりです。
操作性のほうは、単独の音色選びのほかに「Set List」という画面があって、そこに使う音色を並べておけます。
ProgramChangeを受信できるので、スタジオの電子ピアノのボタンで音色の呼び出しが可能です。
iPadからの音声出力は、iPad Proの場合非常に簡単で、USB-Cのハブで音声出力があるものを用意すれば、そこからLINEで取れます。
音質を追求するときは、オーディオインターフェースを接続して、そこからLINE出力を取ります。
また、ハブのUSB入力にキーボードをつなげばMIDI接続もできます。
USB MIDIに対応していないキーボード、電子ピアノの場合は、USB-MIDIインターフェースを接続すればOK。
当方は YAMAHA UX-16を持っていたのでそれを使っています。
これで、電子ピアノのピアノ音色を最新のものに差し替えたり、リッチなストリングスを演奏したり、なんならブラスセクションもピアノ鍵盤から出せるようになりました。たいへんはかどります。
KORG MODULE PROの音色はほんとうにすばらしいのでぜひ体験していただきたいです。
そしてキーボード奏者のみなさんの機材運搬が楽になればとてもうれしいです。
みなさんもがんばってください。
わっふる JK3OTH