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【現場監督の仕事徹底解説】読まずに就職しないで!
あなたは土木建築業界のことをどれくらい把握して就職しようとしていますか??
働く前に業界のことを詳しく知っておかなければ、あなたは就職した後で「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまう可能性があります。
申し遅れましたが、私は大学卒業後の数年間、某上場企業のサブコンで現場監督として働いた後、転職し地方公務員(土木職)として10年働き、そして現在は地元の小さな土木建設会社で現場監督をしています。
これまで多種多様な経験をしてきた私が、土木・建築業界における現場監督としての仕事内容を可能な限り具体的に、私の実体験を基にご解説します。
※就職活動の場では、現場監督になる職種を施工管理職と呼ぶことが通例ですが、本記事では現場代理人及び施工管理職のことを、一般的にイメージされる現場監督と表現します。
本記事は次のような人に向けたnoteです。
・これから現場監督を志す人
・建設会社に就職を予定している人、これから面接を受ける人
・建設(土木・建築)業界のことが全くわからない人
・建設業界•建設会社の企業分析を進めていく人
※あくまでも本記事は、建設業界ってどんなもの?という方に向けて説明するため、すでに建設業界に身を置いている人にとっては目新しい知識はないと思われますのでご了承ください。
本記事は読者が次のような状態になることを目指して解説していきます。
•建設会社が実施するインターンシップに参加したり、リクルーターに話を聞くよりも、現場監督の仕事内容についての深い理解と十分な知識が得られた状態。
•現場監督とはどのような仕事があり、どのような問題が発生して、どのような対応を行い解決するのか、具体的に自分が働く姿をイメージできる状態。
それではさっそく本題に入っていきます。
まず、あなたは建設業界に対してどのような印象をお持ちですか?
世間一般的に、建設業は3K(危険、きつい、汚い)と言われることも多く、未経験の人にとっては踏み込むのに躊躇してしまうような印象があるのではないかと思います。
実際、私も今思い返せば、建設会社に入社する際、ぼんやりと仕事内容をイメージできるものの、具体的な仕事内容はよく分かっていなかったです。しかし、そんな自分でも、「とにかく現場監督はしんどそうだな」という印象だけはありました。それでも、「現場監督になるんだ」という覚悟だけはありましたが、お気楽な学生生活を歩んでいた私にとってのその決断は、清水の舞台から飛び降りるような心境でした。
もしあなたも私と同じような状況である場合は、ぜひ本記事を読んで頂き、現場監督の仕事内容•職場環境を深く知っていただきたいと思い解説します。その結果、あなたの「なんとなく感じている不安」は解消できると確信しています。
そもそも、なぜ私がこのような記事を書くに至ったかと言うと、規模を問わず建設会社で現場監督として入社する人は、強い気持ちを持っていない場合、比較的短期間で退職してしまうケースが非常に多いと思うからです。
それは入社する人にとっては、あまり有益な時間とは言い難いので、できるだけ建設業とその会社の実態を知ってから入社するべきだと思います。しかし、建設会社の就職希望者向け会社説明会に参加しても良いところだけを紹介して、仕事•職場環境の実態に深くは説明してくれません。その結果、就職する人は、会社に働きやすそうな良いイメージを持って入社したにも関わらず、現実とのギャップを感じて「思っていたのと違うし、辞めたい」と考えてしまうのです。
この問題は建設会社に限らず、日本は少子高齢化が進んでおり、慢性的な人手不足が発生していることに起因すると考えています。若い人がなかなか入社してくれない上に、若い人は会社や仕事に希望を見出せない場合、早めに退職してしまう傾向が強いです。そのような状況ですからできるだけ自社に良いイメージを持ってもらって、たくさん人を集めたくなるのは当然の心理です。もし、あなたが会社の社長なら、会社説明会で「私の会社はすぐに社員が辞めてしまうんですが、、」なんてことを紹介するはずがありませんよね。だからこそ、就職活動では、大学のOB訪問をしたりして、会社説明会では得られないような、社員の経験を基にした会社の実態を聞いておくことがかなり大切だと思います。しかし、OB訪問って結構面倒くさいっていう人も多いと思います。
そこで、建設業界に10数年身を置いている私が、現場監督に対する不安を持つあなたへ、現場監督という仕事がどう大変なのか、どういったやりがいがあるのか、会社説明会では話してもらえない実態を解説していきますので、ぜひご一読ください。
それでは目次に沿って説明していきます。
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