自己紹介|はじめてのnote
はじめまして。私は建設会社(サブコン)で現場代理人(いわゆる現場監督)として3年勤務し、その後地方自治体(某県庁)で土木職員として10年間勤務した後、現在は地元の小さな土木会社で現場代理人として細々と働いています。
民間から公務員、その後、地元の小さな土木会社へ転職するパターンは「結構珍しいヤツやん」と自負しているため、私の経験を活かし、行政を含めた土木・建設業界のリアルな話や役立つ知識をお届けできるのではないかと思いました。
私は長年、男社会で生きてきたので女子力低めのオジサンみたいなもんなのですが、同じ志(熱い土木魂)を持つ方々とつながってみたいな、ということもあり始めてみようと思いました。記念すべき1記事目では自己紹介をいたします。
地方公務員として10年間
私は地方国立大で土木工学を学び、その後上場企業の機械設備(サブコン)系建設会社に就職しました。サブコンのしんどさは半端なかったため、3年は勤務してみましたが、これは生きていけない。。と感じ、地元の県庁に就職しました。主に地域の土木事務所に所属し公共インフラの整備(道路・河川・急傾斜・砂防・港湾)や維持管理を担当。例えば、超ざっくり説明すると、道路だと改良計画の設計業務を行い、地元説明会を開催して住民理解を得て、必要な土地の買収を行い、道路工事の発注・現場監督を行ったりしました。
土木行政に携わっていて良かったなと思うのは、めっちゃありがちなのですが、地図に残るような大きな工事ができたことですね。
バイパス整備でトンネル工事の現場監督とかなかなかできないので、今思えば貴重な体験だったなと(色々しんどいこともあったのですが、それは別の記事でお話しします)。
他には、特に印象に残っているのは、災害復旧です。豪雨で被害を受けた地域の復旧に奔走した日々は、住民の皆さんの生活を守る責任を強く感じるとともに、自分の仕事の意義を実感する経験でした。
自治体での仕事は多くの人と協力しながら進めるもので、技術だけでなく、調整力やコミュニケーション能力が必要とされます。いや、どっちかというと公務員は調整力が大きいですかね。例えば、住民説明会で工事の内容や必要性をわかりやすく説明し、納得してもらうことも重要な役割でした。結構、私は地元のご高齢の方々には可愛がってもらったりしたので、キャラも大事なのかなと(苦笑)。現場で得た知識を基に話すことで信頼を得られたこともあり、やっぱり土木の知識は必要ですね。
土木会社での現場監督として
色々と公務員として働く中で、やっていたらそれなりにはしんどいこともあって、なんやかんやあって現在は地元の小さな土木会社でゆるく現場代理人をしています。「ゆるく」というのはラッキーで知人のツテで優しい社長と仲良くなり、率直に言ってあまり向上心がない会社で和気あいあいと楽しく仕事をさせてもらっています。現場代理人とは、いわゆる皆さんがイメージする現場監督で、工事全体の進行を管理し、現場の責任者として関係者と調整を行う役割です。自治体での仕事とは全く異なり、現場ではお金を自由に使えるし、柔軟な問題解決能力が求められます。あと職人さんの機嫌取りとか、天候や予算、人員配置など、常に変化する状況に対応しながら最良の工事完成を目指しています。
現場は予想外のトラブルが起きることも多いですが、その都度、職人さんやチームの皆さんと協力して解決していく過程にやりがいを感じています。小さな会社だからこそ、1つの工事に深く関わり、完成したときの達成感は格別です。
ブログを始めた理由
このブログを始めた理由は、現場で得た経験や知識を共有することや、斜陽産業と言われるがゆえに新しく若者が入ってこない土木の知られざる仕事の魅力をバンバン伝えていきたいと思ったからです。そう、土木の人って発信がめっちゃ下手だと思うんですよ!
土木を学ぶ学生やこれから公務員(土木職)目指す人、あるいはどうしても公務員になりたい人に向けて、次のような内容を発信していきたいと考えています。
公務員(土木職)をオススメすること
土木は地味に思われがちですが、実は社会を支えるとても重要な仕事です。そのやりがいや面白さをもっと多くの人に知ってもらいたいと思っています。また、ブラック企業で働く30〜50代の人には、是非とも公務員(土木職)になれば良いのに。と思っています。私もまたいつか公務員に戻ろうかな〜とかって思案することも現場のリアルな声
これまでに経験してきた公務員の仕事や現場での出来事を包み隠さずお伝えします。「こんなこともあるんだ!」と共感してもらえたらうれしいです。土木業界で知っておくと役立つ知識
例えば、現場で役立つツールや技術の紹介、スムーズな調整を行うためのコミュニケーションのポイントなど、実践的な内容をお届けします。
趣味やプライベートな一面
仕事以外ではランニング、筋トレ、読書らへんの意識が高そうな趣味を楽しむ時間を大切にしています。特に瞑想は最近頑張るようにしていきますので、誰か教えて欲しいです。。
最後に
土木・建設業界は、現場の最前線で働く人たちがいてこそ成り立つ仕事です。このブログを通じて、そんな現場の声を発信し、少しでも業界全体を盛り上げていけたらと思っています。コメントやご質問も大歓迎ですので、ぜひ気軽に交流していただけるとうれしいです。
こんな人間ですが、お手柔らかによろしくお願いいたします。