見出し画像

メル友へ電話


県内西部の在住のメル友に電話してみた。一昨年、彼が脳梗塞を患って同期会の幹事は出来ないので宜しく!と電話があり、肉声で話すのはそれ以来。昨夜、20分位話したところで、オイラが尿意を催したので電話を切った。今朝のメールには奥さんから「長電話」を咎められたとあった。きっとオイラの事を慮っての発言だろうが、とても楽しいひと時だった。電話する前に用を足しておけば良かったのだが、晩酌の流れで電話したもので残念。

その日の夜、妻は長女とLINEで1時間半近く話をしていた。良くもまぁ、話すことがあるのぅ!と感心。母と娘の関係故か。

お互いの音信はメール。彼は右手一本でキーボードを叩いているとのこと。今、オイラは左右の指を使ってブラインドタッチまがいで入力出来ているが突然それが叶わなくなったら辛いだろう。

中2の時、クラブ活動で右手を骨折して使えなくなった。運悪く、その週は中間テストがあり、利き腕ではない左手で鉛筆を握って挑んだ。一番難儀したのは英語だった。アルファベットを書くのに四苦八苦しまくった。恥ずかしながら涙を浮かべていた。怪我をした自分に、運の無さに無性に腹が立って。骨折は時間さえ経てば元に戻る。

しかし、脳梗塞による左半身麻痺は一にリハビリ、二にリハビリ、三にリハビリ。明けても暮れても朝から寝るまでリハビリ以外に道はない。

メル友もリハビリの一環&気分転換も兼ねてでメールのやり取りをしている。昔話から近頃の情報交換までやり取りが楽しい。同期のよしみで本音を包み隠す必要はないから。

タラレバ話になるが、彼のリハビリがステップアップしたら、コロナ禍が一段落したら顔を突き合わせて直に話がしたいものだ。同期会で他の面子とも会ってしょうもないいつ終わるとも分からん長い自慢話(孫、病歴)に耳を傾ける日が来る日を首を長くして待っている。

いいなと思ったら応援しよう!