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AI画像生成サイト(chichi-pui)を使ったShowroomアバターの作り方



1.必要なもの

・画像生成に必要なもの

https://www.chichi-pui.com/ に接続できるデバイス
→スマホ、タブレット、PCなど

・画像加工に必要なもの

出来たイラストをShowroom用アバターに加工するデバイス
→PC推奨

※PCの無い人は画像生成だけ自分で行い、画像の加工は誰かに頼んでもいいかもしれません

2.chichi-puiでの画像生成方法

・ユーザー登録

https://www.chichi-pui.com/

Twitterアカウント、Googleアカウントなどで登録できます

・アバター画像の生成

①ログインしたら右上の三本線を選択して出てくるメニューから「画像を生成する」を選択します

②真ん中の「プロンプト」の枠に自分が作りたいキャラクターを指示する言葉(呪文と呼びます)を英語で入力します。呪文は「キーワードから選択」することで自動で入力することも出来ますし、自分で自由に記述することも出来ます。

例:黒髪ショートのセーラー服を着た女の子であれば「1girl, short hair, black hair, sailor school uniform」のようにそのキャラクターを指示する呪文をカンマで区切り並べていきます。

この時、Showroomのアバターとして視認しやすい頭の大きなデフォルメキャラを生成するために以下の呪文をプロンプト欄の先頭にコピペします。

(chibi:1.3), (1girl, soro, full body shot, no background :1.1),standing, flat color, cute, young, happy,

その後にキャラクターの髪色、髪の長さ、髪型、目の色、目の開け方、口の開け方などを入力します。

例:黒髪、ロングヘア、ツインテール、茶色の目、ウィンク、口を開けている、だと
「black hair, long hair, twin tails, brown eyes, one eye closed, open mouth」のようになります。指示する順番は前後しても構いません。(厳密には先頭にある呪文のほうがイラストにより強く反映されます)

次に「BREAK」を入力したあと、服装とポーズの呪文を入力します。

例:赤のパーカー、白のミニスカート、ヘッドホン、手を振っている、だと
「BREAK
 red hoodie, white mini skirt, headphones, waving at viewer, 」
のようになります。

注:BREAKは呪文の区切りを示し、後ろに行くほど弱くなる呪文の効果をリセットするものです。ここでは服装の呪文を強めるためにBREAKを使っています。呪文を強める方法は他にも( )で囲む、(〇〇:1.3)のように倍率を掛ける(この場合は1.3倍の強さ)などがあります。

注:「ネガティブプロンプト」はイラストに反映させたくない呪文を記述する欄ですので今回はこのままでOKです。

最後に左からベースになるモデルを選択します。上の方のモデルは高画質イラスト用で必要ポイントも多い(20pui)ため、5puiで生成できる下の方のモデルを選びます。(ここでは"FROST"を使っています。)

モデル:FROST
画像サイズ:正方形 512x512
解像度を上げる:チェックなし
生成枚数:1
シード:ランダム
プロンプト:
(chibi:1.3), (1girl, soro, full body shot, no background :1.1),standing, flat color, cute, young, happy, black hair, long hair, twin tails, brown eyes, one eye closed, open mouth
BREAK
red hoodie, white mini skirt, headphones, waving at viewer,

最後に「5pui 生成する」をクリックします

注:puiとはイラストの生成に必要なポイントの事で高画質のイラストほど多くのpuiが必要になります(最低5pui〜)毎日50puiが無料配布され、チャレンジをクリアすることでさらに追加で20pui入手できますので1日14枚まで無料で画像生成することが出来ます。

今回のプロンプトで出力されたイラスト

今回のプロンプトで出力されたものが下のイラストになります。
プロンプトには "white mini skirt"(白いミニスカート)と指示しましたが実際には黒いスカートが出力されてしまいました。次にこれを白に修正したいと思います。
出力された右の画像を選んで「再利用」を選択します。

右の画像を選んで「再利用」を選択

白いミニスカートの呪文を "(white mini skirt:1.3)" と1.3倍に強調し、さらに白い靴下と赤いスニーカーの呪文 "white socks, red sneakers" を追加してみます。今回はこのイラストの他の要素(プロンプトに記述していなかったヘッドホンの色など)をなるべく変更せずにスカートと靴下、靴だけを変えたいので左下のシードは「固定」にしてシード値をそのまま使います。(シード値はイラストを再利用した時に自動的に入力されます)

そして出力された画像がこちらです。
スカートの色は確かに白くなりましたが髪に変なトンガリが付いてしまい、さらに靴下とスニーカーの色も呪文通りには出力されませんでした。

このようにAIでの作画は思い通りの結果が出るとは限りません。
この先の対応としては「もしかすると "white mini skirt:1.3" の倍率が高すぎて他の部分に影響が出てしまったのかも」と考えるなら次は "(white mini skirt)" とカッコを付けるだけにしてみることになります。
もしくは "white mini skirt" を強調せずにシード値をランダムにして何枚も出力してみる、といった対応で狙い通りのイラストを出力できるかもしれません。このあたりは呪文を記述するセンスと運次第となります。

3.Showroom用アバターとして使うための画像の加工

・背景の削除(透明化)

まず画像編集ソフトで背景を削除します。ここではGIMPというフリーソフトを使用して編集しています。

画像をGIMPで開いてレイヤーにアルファチャンネルを追加します
左上のアイコンから「ファジー選択」を選択
背景の白い部分を選択してDeleteキーで削除
残った白い部分も同じように削除します

注:細かい部分は消しゴムツールで消しましょう

・画像サイズの変更(256x256pix)

キャンバスと画像のサイズを変更する前に一応レイヤーの複製
キャンバスサイズの変更を選択
キャンバスサイズを256x256pixに変更
最後に画像の拡大縮小を選択して
画像をキャンバスのサイズに縮小
「名前をつけてエクスポート」で png 形式で保存すれば完了

注:これでShowroomに提出する画像はできましたが、実際に配布されるアバターはShowroom側で120x120pixに縮小されたものになります。
細かい書き込みは潰れてしまいますので事前に確認しておきましょう。

・実際に配布される画像の確認(120x120pix)

120x120pixに縮小して実際にShowroomで配布される画像を確認
これくらいの粗さになります
256 x 256 pixの画像(Showroomに提出するサイズ)
120 x 120 pixの画像(実際に配布されるサイズ)

以上になります。

4.プロンプト(呪文)を考える時に参考になるサイト


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