映画「西湖畔に生きる」を観たんです
映画「西湖畔に生きる」
を観てまいりました。
昨年の東京国際映画祭で上映されていたんですが、観損なっていて、観たかったんですよ。
やっと観られました。
観た方が良いです。
主演は子役の頃から注目していた
呉磊
くんです。
もう25歳だなんて…。
一緒に写ってる「スター・胡歌兄貴に見出された」なんて言われてた事もあった気がするけれど、その前から子役として活動してたんですね。
小さい頃から可愛い事、可愛い事!
混血にも見える顔立ちですが、上海生まれで100%中国人。まぁ、中国って実を言うと少数民族が45?とか55?あるとか言われてるし、そう言う意味ではいろいろ可能性はあるのかな?
どちらにしても可愛い!
直近はこんな感じで、男っぽさを前面み出してますが…、
タイプとしては、
柳楽優弥さんタイプ
だと、ワタクシは思ってるんです。
なので
30代になっても楽しみです。
さて、映画はと言うと、
簡単に言うと
自然豊かな杭州で
マルチ(詐欺)商法に引っかかった母親と彼女を救い出そうとする息子の話
なんだけれど、
そのマルチ商法の集まりの様子が
日本でも一時期問題として取り上げられた新興宗教のそれで、
旧オウム=現アレフ、統◯教会、創◯学会、幸福の◯学を彷彿とさせる。
あと、人格矯正セミナーってやつ?
まあ、そこに商売を前面に出しているのがマルチ商法なわけで、
マルチと言われる企業の名前がネットサーフィンしてみたら出てくる出てくる。
そこに政治家がゴロゴロ絡んで来て、本当に食い物にされている庶民としては嫌になる…。
ワタクシは、そんな事を考えつつ画面を観ていると、
マルチ商法の集会の様子は
中国のテレビ番組で観たことのあるような煽り方であり、
他の中国映画でも観た事があるような集団を扇動する様子であり、
人々は興奮して、恍惚状態…。
おいおい、
このマルチ商法の洗脳の仕方って、ある意味、国が国民を扇動している姿そのものなのでは?
って思えてきてしまった。
監督の暗示?皮肉?
いや、単なるワタクシの穿った見方でしょう。
でも、洗脳される人々は主人公の母親やその友人たちのように、詐欺に加担している事も知らず、自分のレベルが上がっていると信じ込んでいる様子は強烈で…、穿った見方を捨てきれないワタクシです。
監督は、そんな詐欺被害の問題を都会、資本主義の闇として、杭州の茶畑=自然の美しさと対比して描き出していた。
何度も山越しの遠くに見える都会の様子のシーンが映し出されるのが、映画を観終わった後に思い出すと、ある意味、皮肉めいていて哀しい。
実は
中国にもまだまだ美しい自然が多くある。
日本の富士山に来たり、水源地を買ったりしないで、
自分の国の土地を自然破壊から守ったり、戻したりする方が健全だってわからないのかな?
それも全て、中国では土地を買えないって言う事が原因なのかもしれない。
それにしても、
50年後には日本のほとんどが外国人に所有されてるかもしれない…とは政治家は考えないのかな?
彼らは自分たちが生きていない事が前提で国を動かしている気がしてならないよ。
話がズレました。
監督のインタビュー記事を発見。↓
あと
陳建斌(チェン・ジェンビン)
と言う役者が茶葉の会社の銭(チェン)社長?として出演しているんだけれど、
彼はドラマ「宮廷の諍い女」の皇帝役として日本でも知られてる。
彼がエンドクレジットに芸術指導として名前が入ってたのは、
マルチ商法に引っかかり精神を壊していく様を演じ切った主演女優の
蒋勤勤(ジアン・チンチン)
が彼の奥さんって事も関係してるのかな?
その辺の経緯はわからず仕舞いだけれどね。
最後に、
監督のインタビューにもあった
目蓮救母
と言う言葉。
主人公の名前が目蓮(ムーリエン)で母親救い出すと言う点では共通しているけれど、元々は仏教からの言葉だったので検索してみた。
↑自分がよく知らなかったので、検索かけて、わかりやすいあたりを載っけときます。