ナギサさんがなりたかった「お母さん」の意味(9/8「私の家政夫ナギサさん特別編」より)
先週最終回を迎えた「私の家政夫ナギサさん」の特別編が9月8日放送されました。これまでのドラマの振り返りと、新婚のメイとナギサさんや他の面々のその後も描かれた中身の濃い2時間で、全体を通して見たことでこれまでぼんやりしていたナギサさんの「お母さんになりたかった」という意味が自分なりに掴めた気がしますのでご紹介致します。(※ご参照;最終回について書いた記事はコチラになります。併せてお読み頂ければ幸いです↓↓↓)
今回のあらすじ(9月8日放送分)
(公式ホームページより)
メイ(多部未華子)とナギサさん(大森南朋)が結婚して1カ月が経ったある日。慣れない新婚生活の中で、お互いに少しずつ溜まってきたうっぷんが、ついに爆発!! 2人ははじめての夫婦喧嘩をしてしまう・・・。
メイは薫(高橋メアリージュン)ら天保山製薬の面々に、ナギサさんはお隣さんである田所(瀬戸康史)に話を聞いてもらうことに。一方、相談を受けた田所や薫たちにも、様々な変化があって...?
メイとナギサさんは初めての夫婦喧嘩が勃発しますが、、、夫婦喧嘩というよりも親子喧嘩?な感じが見ていて微笑ましいです。
それよりもハルトくんと天馬さん、薫とサスペンダー坊主の進展が気になるところ。
それにしても身近な仲間内で恋愛しすぎて「ビバヒルかっ!!」※と思わず突っ込みたくなりました。(※ビバヒル=ビバリーヒルズ高校白書、およびビバリーヒルズ青春白書の略)
そんな中でも浮いた話のない田所が一番気になります。
「弱み」は他の人の「強み」がカバーしてくれるという大事なテーマ
第1話から今回までのドラマの流れをお大きなテーマで振り返りますと
・メイの再生と成長
・家族の再生
・チームの再生とメンバーの成長
・ナギサさんの再生と成長
・メイとナギサさん、2人の再生と成長(結婚)
となります。
どのテーマでも共通するのが何か困ったことや問題が起こって、それを誰かの助けを得て解決し成長していくという流れです。
「弱み」は他の人の「強み」がカバーしてくれる
という大事なテーマがこのドラマ全体を優しく包んでいるのだと思いました。
ナギサさんがなりたかった「お母さん」の意味
もう一つこのドラマの大事なテーマがあることを今回の総集編を見ることで分かった様な気がします。
それはナギサさんが何度もなりたいと語っていた「お母さん」の意味です。
その意味は明確にはドラマでは語られていませんので視聴者側が解釈するしかないのですが、
・家政夫をしている
・仕事にかまけて母親の死に目に会えなかった後悔
・MR時代の後輩(箸尾さん)が苦しんでいるのに気付いてあげられなかった後悔
・仕事で無理をし過ぎるメイを過剰に心配する
という様なナギサさんの言動を考えると
お母さん=
大事な人の幸せを近くで応援する人
という解釈ができるのではないでしょうか。
そして
あたな以外にもあなたの幸せを願ってくれる人がいる
という大事なテーマがこのドラマの根底に流れていて、
だからこそ多くの人に愛される作品になったのだと自分なりに解釈しています。
最後に
noteにドラマの感想を毎週書いていく試みは「半沢直樹」とこの「私の家政夫ナギサさん」から始めました。
最初は趣味が高じてという感じでしたが、その都度感じたことや気づきをしっかりと形に残すことはとても良い経験であり無形の資産にもなりました。
そして「半沢直樹」は内容的にもビジネスよりですが、「わたナギ」の方はメンタルヘルスやチームワーク、コミュニケーションなど日常生活にも役立つ内容が多く、
・あなたは1人じゃないよ
・弱みを見せても良いんだよ
・誰かが助けてくれるから
・もっと幸せになって良いんだよ
という様なメッセージをドラマの見るたびに受け取ることができ、見終わると元気になれる素晴らしい内容でした。
願わくば、「私の家政夫ナギサさん」ほどではありませんが、私自身もそんな温かいメッセージを少しでも読んでいただけた方に届けられる様な記事を今後とも書いていきたい思います。
最後までお読みいただき本当にありがとうございました。(了)