見出し画像

Kindle Unlimitedで8/31で読み放題が終わる10冊読んでみた

どーも中小企業診断士の「どばしんだんし」です。
Kindleからのお知らせがきて8/31で読み放題が終了する本が紹介されてたので1回でダウンロードできる上限の10冊を読んでみました。

画像1

画像2

ダウンロードした10冊は以下の通りです。

①『人生の勝算』前田裕二
②『必ず食える1%の人になる方法」藤原和博
③『神トーク「伝え方しだい」で人生は思い通り』星渉
④『情報なき国家の悲劇 大本営参謀の情報戦記』堀栄三
⑤『勉強大全 ひとりひとりにフィットする1からの勉強法』井沢拓司
⑥『嫌なこと全部やめても生きられる』プロ奢ラレヤー
⑦『大きな嘘の木の下で〜僕がOWNDAYSを経営しながら考えていた10のウソ〜』田中修治
⑧『おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密 しごとのわ』高井浩章
⑨『多動力』堀江貴文
⑩『メモの魔力』前田裕二

※番号はダウンロードした順に便宜的につけただけです。
作品の評価とは何ら関係ありません。

個別の感想などは別の機会に記事にさせて頂くとして、せっかく10冊一気見したので全体的な感想などをご紹介させて頂きます。


当たり前のことを当たり前にしない

④『情報なき国家の悲劇」の著者堀栄三氏は様々な情報を分析し「戦争の勝敗は鉄量(火力)で決まる」という結論を導き出しました。

精神論が主流の当時に今風に言うと「データサイエンス」を活用し、事実に基づいた本質を見つけ出したその根本には「当たり前のことを当たり前にしない」という姿勢があります。

この姿勢は①『人生の勝算』⑩『メモの魔力』の著者前田裕二氏や⑦『大きな嘘の木の下で』の著者田中修治氏、⑨『多動力』堀江貴文氏にも共通する点でした。

「メモ」というありふれたものの本質を問い直し、自身の成長を促すツールとして昇華させた前田裕二氏、
「労働」の本質を問い直しエンタメ化に成功したOWNDAYSの田中修治氏、
「常識」という言葉に隠れている、無駄や非効率を見つけ排除する合理化の重要性を言及した堀江貴文氏、
とそれぞれの著書で説いています。

「当たり前」や「常識」という言葉を鵜呑みにしてしまいそれを受け入れるのか、「当たり前を当たり前にしない」で常に本質を問い続けるのか、その姿勢が非常に重要だと感じた次第です。

新しいゲームのルールを作れる方が勝つ

また、④『情報なき国家の悲劇」の著者堀栄三氏が太平洋戦争で日本が米国に敗れた理由を分析した際に日本軍が既存の「制海権」を争うルールで戦い続けたのに対し、米国は「制空権」を争う新しいルールでの戦いにシフトしたことを指摘しています。

「制海権」を争うには複数の港を横断的に抑える必要があり戦力が分散してしましますが、大量の人員もそこに固定化されてしまいます。

それに対し「制空権」は拠点(ポイント)を抑えるだけで広範囲に攻撃が可能になり、また拠点は必要な時に必要な場所にあれば良いので極めて流動的・機能的と言えます。

つまりは日本は「既存のルールで戦うか、勝てるルールを作ってしまうか」という戦いにおいて米国に敗れてしまったのです。

資本主義の新しいルール

その様なルールの変化が資本主義でも起きていることが⑧『おカネの教室』からも読み取れます。

著書の中でトマ・ピケティが提唱した「r (資本収益率)>g(経済成長率)」という資本主義の本質を端的に説明してはいますが「r(資本収益率)」の元となる「資本」についてはルールが大きく変化してきています。

以前は「資本」とは元手≒お金、土地、建物、機械など有形なモノでしたが今は無形のモノへとルールが変化してきています。

前田裕二氏は「絆」や「つながり」という無形の「資本」をビジネスに変え、OWNDAYSの田中氏は眼鏡という商品(モノ)ではなく働く人によって競合との差別化を図りました。

このような時代の寵児として非常に興味深かったのがプロ奢ラレヤー氏の著書⑥『嫌なこと全部やめても生きられる』です。

食事を奢ってでも自己の体験を聞きたいという人が多数いたことから、今では食事を奢ってもらいながら(プロ奢ラレヤー)相手の体験を聞いて発信するという活動がしっかりとマネタイズされています。

資本主義のルールが変わってこれまでのようにモノやお金をただ交換するだけでは価値は生まれなくなっきていて、体験や経験などが価値を生み出す時代に突入しているということだと思います。

価値を生み出すのは「自分自身」

交換よりも体験や経験が価値を生むルールに変わったということは何が最も重要なのか?

その答えは「自分自身」です。

②『必ず食える1%の人になる方法」藤原和博
③『神トーク「伝え方しだい」で人生は思い通り』星渉
⑤『勉強大全 ひとりひとりにフィットする1からの勉強法』井沢拓司

この著書に共通することは単なるテクニックやノウハウではなく先ずやるべきことは自分自身にベクトルを向け、自分自身を知ることを重視している点です。

自分がなぜ?何のために?という目的が明確にならなければどうやって?というノウハウは活きません。

単なる成功法則をなぞるだけでは価値を生み出すことはできず、それよりも自身の経験や体験こそが他の誰もが真似できないあなただけの価値を創ります。

テクノロジーの発展によりそのような価値を発信しやすく、また見つけやすくもなっていてそこにお金が集まるルールの上にいるのだと理解しないといけないと今回の10冊から学びました。

最後に

本日の学びをまとめると

・当たり前の疑い本質を見抜く姿勢を大事にする

・ルールは常に変わる。ルールを作れた者が勝つ

・現状のルールでは「自分自身」が最大の武器

になります。

最後までお読み頂きましてありがとうございました。(了)



いいなと思ったら応援しよう!