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ミュウVmaxが三神に有利をとっている根拠と具体的な立ち回り

対三神デッキの大原則

ミュウに限らず、三神を相手にしたデッキが狙うべきことがあります。それは「オルタージェネシスを撃たせてもいいが、アルティメットレイを撃たせてはならない」。これが大指針であり、これをどのような手段で、どのくらいの再現性を持って実行できるかで各デッキと三神との相性が決まってくるといっても過言ではありません。

なぜアルティメットレイを撃たせてはいけないのか?それは三神に入っているアタッカーの要求エネルギーが重いからです。

三神側は三神+Vポケモンのアタッカー2体で戦うデッキです。このVポケモンのアタッカーとしてよく採用されているのがザシアンとガラルファイヤーです。どちらも特性でエネルギーを調達することができるとはいえ、技を撃つのに3エネ必要です。

三神の試合展開は非常にスピーディーで、5ターン以内に決着がつくことも珍しくありません。決着までのターン数が少ないのにアタッカーの要求エネルギーが重いということは、手張りだけではエネルギーが足りないということです。

この足りない分のエネルギーをふとうのつるぎ、じゃえんのつばさ、メタルソーサーで調達しながら戦うわけですが、一番効率がいいのはアルティメットレイによるエネルギー加速です。なにせオルタージェネシスを撃つためにすでに三神に貼っている2エネを無駄せず、三神自身がアタッカーとして動けるうえにベンチのアタッカーに3エネルギー加速することができるのです。

三神がアルティメットレイを撃てない場合、もちろんアルティメットレイのエネルギー加速が無いので後続アタッカーに必要なエネルギーが不足しがちになります。

しかしそれだけではなく、後続のVポケモン2体はアルティメットレイの削りダメージ抜きでサイドを6枚とることを強いられます。Vポケモンの最高火力はザシアンのブレイブキャリバーの230、オルタージェネシスの補正込みでも260のため相手のVmaxポケモンをワンパンできません。事前にアルティメットレイで削れていれば、Vmaxのポケモン+適当なポケモン一匹を狩り、オルタージェネシスの効果込みで楽にサイド6枚とることができるので、この削りダメージの有無は非常に大きな違いとなります。

三神デッキにとってこれだけアルティメットレイは重要なので、対面する側は三神にアルティメットレイを撃たせないように立ち回ることができれば自然と勝ちに近づきます。

ではアルティメットレイをどのように阻止するのか?その手段は各デッキによって様々です。例えばルカメタであれば、三神がオルタージェネシスをした返しのターン、フルメタルウォールで三神のエネルギーをトラッシュすることで上記の目標を達成できます。クラッシュハンマーやうねりの扇の採用も同様に有効でしょう。(ただし最近の三神はそこまで特殊エネルギーに依存していないのでうねりの扇はやや信用性に欠ける印象)

ではルカメタのようにエネルギー破壊の手段を持たないデッキの場合どうするのでしょうか?最も汎用的な手段は後攻2ターン目までに三神を倒すことです。後攻2ターン目までに三神を倒すことができるデッキであれば、先行3ターン目に三神を倒すことにそこまで苦労しないはずなので、ここでは話を後攻に絞ります。

この手段が向いているのは、少ないエネルギーで高威力の技が打てたり、エネルギーの加速手段があって後攻1ターン目に殴ることができるデッキです。ミュウはこの両方を自然と持っていることからデッキ構造上三神デッキに強いのです。

しかしここでミュウデッキを触ったことがある人であれば以下のような反論があるかと思います。

「それって結局カミツレのきらめきを引けたときの話で安定しないんじゃないの?」

この反論は部分的には真実です。対三神デッキであれば、後攻1ターン目にカミツレを撃てると非常に楽なのは事実です。が、反面初手にカミツレを引けなくても三神を倒す手順は色々あります。この手順をどれだけ把握しているかが三神デッキと戦う際の勝率に直結します。単純にミュウを握れば三神に勝てる、ということではありません。

以下の有料記事はそうした具体的な手順について解説しています。私がゼロベースで研究した手順ということもあり、有料とさせていただきますが、ご興味のある方はどうぞ購読の程、よろしくお願いします。

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