学習スタイルを知ると、能力向上したり、この無駄な対人摩擦が減る話
学習スタイルは、大きく分けると3つで、細かく分けると70分類にもなるそうなのですが、自分や関わってる子どもたちがどのスタイルだと楽に学べるのかを知っていると、いくつかのメリットがあります。
主な学習スタイルは3つ
たとえば新しい機械を使う…なんてときに、習得の仕方に学習スタイルの差がでます。聴覚学習(優位)タイプの人は、使い方などの説明を聞く事で情報を楽に取り込めたり、視覚学習(優位)タイプの人は、マニュアルなとを見て覚えることが得意で、体感学習(優位)タイプの人は説明を聞いたり見たりするよりも、まず、とりあえず触ってみる!という関わり方をします。
どんな方法でそれぞれ、自分にとって「楽に学べる(習得できる)」を無意識に行なっているので、自分のことだけじゃなくて、他の人のことも観察するだけである程度は分かったりもします。
ここがわかっていると、子育てや子どもの指導が楽になります。
よく言われるのが、音楽を聴きながら…とか、寝っ転がって勉強する方が学びが入りやすい体感覚優位の子に対して、静かなところで勉強する方が学びやすい視覚優位の大人(親や先生)は、静かなところで勉強しなさい!とか、そんなゴロゴロしてないでちゃんと座ってやりなさい!とか、善意で指導したりします。
が、子どもたちは、ちゃんと自分の学びやすいことをやってるだけなので、「こっちのがいいのに!」と反発してり、自分には合わない学習スタイルを無理にやっていたりします。
大人になってからよく見かけるものだと…
メモをよくとる人は視覚優位だったり、書きながら覚えている体感覚優位の人かもしれません。
逆に「なんでメモとる必要があるのかしら?」と思うような人は聴覚優位の人なのかもしれません。
なので、互いに、なんでメモしないの?とか、いちいち書く時間がもったいないじゃん…とか、思ってたりしそうです。
私はメモ魔なのですが、視覚優位でもありますが、書く事で聴覚の短期記憶力の不足を補ってるような気がします。
なのですが、「そんな簡単なことはメモ取らないで!」とか怒られたこともありますし、「メモとらないでいいよー」とか善意で言われたりしました。
が、どちらも言われるとメモが取れなくなるので、「ほっといてほしい」と内心思ったりしてました。
人のやってることには意味がある
その人のやってることには意味がある、ということを、子育てや教育に関わる人は、ぜひ学習スタイルの差をしることで、子どもの理解が進みます。
なんのためにそれをやっているのか…が分かると、無用な指導が減らせます。
指導やアドバイスって、言う方は「よかれ」と思って伝えてますが、受け取る方は、「あなたのそれ、間違えてますよ」というメッセージを受けとってしまいがちなので、行動の修正アイデアを伝えてるだけなのに、「人格否定されたーー( ; ; )」と感じてしまうこともあります。
なので、指導は限りなく少なくしていくことが、発達凸凹さんには、とくに必要な心遣いになります。
こうしたことを理解した上で、その子がよりやりやすい方法があるならば、「それもいいけど、こっちもオススメだよ」とか、やんわりとサジェストしていったり、「その子がその方法を発見」したように導いてみると、驚くほどに、その効果を発揮してくれたりもします。
そんな学習スタイルの話を、昨晩サポートで行った講座で久しぶりに聞いたのですが、久しぶりにやった学習スタイルのチェックで、「あれ?わたし、以前と変わってるなぁ…」と思ったのです。
学習スタイルは変化するらしい
私は、聴覚のワーキングメモリに課題がある…と長年思い込んできたのですか(実際に聞き漏らしや聞いただけでは定着しない事例多数あり)、最近は聴覚での学習を好んでするようになっていたり、そいうえば、もともと講義なので話を聞くことはそう苦手じゃなかったのかも?という、今までとは別の自己理解がありました。
聴覚での学習というのは、一昨年からオーディオブックを活用するようななっていることです。
読んでいるうちに寝てしまっていた本や、少し難しい内容の本を耳から聞いていると面白いほどに内容がスルスルと頭に入ってくるのです。
自分は聴覚記憶がやばい…という思い込みから、聴覚きらの学習は向いてない、できてない、できるわけがない!という思い込みがあったせいなのだと思うので、学習スタイルの変化というよりも、本来の学習スタイルを自覚した、という方が適切な表現なのでしょう。
そんなことを考えながら、ネットを眺めていたら、下の記事を見つけました。
学習スタイルの説明と、それが変化すると言うことがとても簡単に書かれていました。
で、なんで変化するの??言うツッコミを入れたくなりますが^ ^
https://www.google.co.jp/amp/s/voi.id/ja/amp/57580/read
娘の学習スタイルの観察から見えてくること
ここからは、学習スタイルの観察って、そんなに簡単じゃなかったよ…という話になります。
学習(学校で提供される)に苦手意識の強い末子を観察してて、少し前から気になることがあるのです。
この子は、視覚優位タイプの学習をします(と、今のところ、わたしが思っています)。
また、気になることに身体がすぐに動き出すので、体感覚優位のところも多く見られるのですが、聴覚記憶がだいぶ悪いため、聴覚優位スタイルではないように思っていました。
聴覚は、直後の短文でも聴き間違えたり、復唱ができかったりするので、ちゃんと聞けていないのかと思っていたのです。
が、どうやら逆転で、音は聞こえすぎてるらしく、音のカクテルパーティー効果が起きてないために、娘の耳は聞くことを拒否しているような気がしてきたのです。
これは、不登校になってから家にいる時間が多くなったことで見えてきたことなので、私が素人判断でどうこうすることでもなく、これから専門家に相談していくところなのです。
わたしが今回書きたかったことは、「聞く」という行為を、「音が認識できる」「聞きとれる」「理解する」などは「聞く」とい言葉には、いくつかの作業?が含まれているのを知った、ということです。
心理や言語の専門家にしたら課題を細分化するのは「当たり前」のことでしょうし、子どもの課題を理解するために、いろんなことを分けてみていくのは、実際やっていたことでしたが、「聞く・聴くこと」もそうだよね!っていうことが腑に落ちた感じだったのよ〜と言うことと。
そんな腑に落ちたか感じから、学習スタイルってざっくり括ってたことは、学習スタイルの話じゃなかったんだーーっていう、自分の理解力の低さに気づいちゃったよ…ということでもあります。
わかった気になってるときほど、いろんなことをごちゃ混ぜにしてて分かってないのだろうなぁ…っていう発見がおもしろかったので、記事にしてみました。
★今の認識で思うこと
学習スタイルってしるとすごく便利だけど、親って色眼鏡をかけてみちゃうことも多いよね🎵
こんな話でも参考になってくれる人、いたらいいなぁ。
見出しの写真は、iPhoneアプリの学習スタイルチェッカーです。
無料なのでご興味あったら、使ってみてください。