RedStone 解説
RedStone 解説
目次
オラクルとは
オラクルの仕組み
オラクルの問題
RedStone
RedStoneとは?
RedStoneの仕組み
RedStoneの強み
3つのプロダクト
まとめ
リンク
オラクルとは
ブロックチェーンの世界では様々なデータが利用されDEXやNFTマーケットなど沢山のdAppsが稼働しています。ですがDeFiを動かすためのデータ、例えば現在のBTCの価格などはブロックチェーン上にはありません。
ブロックチェーン上に現実世界のデータを送り届けるのが「オラクル」の役割であり情報提供者とブロックチェーンの間で情報の橋渡しを行います。
オラクルの仕組み
オラクルの主な役割は情報の取得・検証・送信の3つ。
【取得と検証】
情報源の数に応じてオラクルの性質が異なり
・1つの組織であれば中央集権的
・複数の情報源を利用し複数ノードによるデータの検証を行っていれば非中央集権的
【送信】
一般的なオラクルはオンチェーン上に保存した情報をdAppsからのリクエストに応じて提供しています。
オラクルの問題
外部データをブロックチェーン上に提供しているオラクルですが、その性能や信頼性に関して課題が残っています。
・スケーラビリティ:情報提供は無料ではありません。沢山の情報を低コストで提供できるのか、また継続的に情報提供は可能なのか。
・インセンティブ構造:情報提供者へ適切な報酬が払われているか。報酬が適正でない場合、情報提供者買収の危険性が高まります。
・非中央集権化:オラクルが人為的に操作されてしまうとdAppsの運用に重大な支障をきたすためブロックチェーンの単一障害点となっています。
また一般的なオラクルの仕様では以下の問題点が挙げられます
・多くのデータをオンチェーンで保存するためデータの維持費用が高い
・dAppsからのリクエストに応じて情報提供を行うとトランザクションが2つとなり情報提供に遅延が生じる
・複数チェーンでのデプロイに時間がかかる
RedStone
RedStoneとは?
ずばりオラクルですがモジュラー形式をとっています。
基本的にデータをオフチェーンで扱うことでブロックチェーンに特化しない情報提供が可能になります。
RedStoneの仕組み
・情報源⇨RedStoneオラクルノード⇨Data Distribution Layer
Data Distribution Layerでは一般ユーザーからRedStoneチームまで多くの人が関わることでデータの整合性、永続的なデータ提供を担保しています
・Streamrによるオフチェーンでのデータ一時保存
・Arweaveによるオンチェーンへのデータ保存
これらを平行して行うことでコストの大幅削減も実現しています
RedStoneの強み
・Streamr/Arweave利用でコスト削減
例)1GBのデータ保存コスト:
$1M - Ethereum / $500k - Solana / $5 - Arweave
・マルチチェーン展開:EVM/nonEVM
・高速、高頻度での情報提供(従来のオラクルは情報提供速度が遅い)
3つのプロダクト
・RedStone Core:リクエストに応じて情報提供
・RedStone Classic:オンチェーンにデータを提供し続ける。既存のオラクルシステムを利用したいdApps向け
・RedStone X:高速、高頻度で情報提供(ほぼリアルタイム)することで価格操作などを防げる。Perps/OptionのようなdApps向け
まとめ
ブロックチェーンは今後というより既にマルチチェーンが当たり前となりL2エコシステムの拡大が進んでいます。ブロックチェーン運営の要となるオラクルの進化は必要不可欠であり、RedStoneの存在感は日に日に増していくでしょう。
リンク
Website:redstone.finance
Twitter:@redstone_defi
Discord:RedStone
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