名鉄蒲郡線の存廃は - 野球鉄旅、ナゴヤリベンジ編(4)
2022年3月19日、3年前"雨天中止"のナゴヤ球場リベンジ鉄道旅。野球観戦の後は”にしがま線”こと名鉄西尾線、蒲郡線に向かいました。吉良吉田で中間改札を通り、蒲郡線に乗り換えます。
蒲郡線に乗車するのは何年ぶりでしょうか。前回乗車した際も吉良吉田の中間改札は存在していたので、同駅で運行系統が分離された2008年以降なのでしょう。
さて、今更だとは思いますが蒲郡線および西尾線西尾~吉良吉田間の存廃問題に触れておきましょう。蒲郡線には2005年1月の改正まで名古屋本線からの特急や急行が直通していました。かつては愛知県屈指の観光エリアであった蒲郡線沿線ですが、レジャーの多様化による観光地の衰退、沿線人口の減少と高齢化など利用客は減少の一途をたどり、1997年頃から存廃問題が議論されています。
現在は沿線自治体による支援により名鉄による運行が維持され、コロナ前は若干の輸送密度の改善はみられるようです。しかし自治体による支援により運行継続が決定しているのは2026年3月まで、その後の行方が気になるところです。(参考:鐵坊主チャンネル動画)
過去に何度か蒲郡線に乗車していますが、途中駅で下車したことがないため、沿線実態を見る目的で何駅か降りてみることにします。選んだ駅の一つが「こどもの国駅」。こどもの国駅と検索すると、まず横浜市青葉区の方がヒットするでしょう。こちらは愛知こどもの国の最寄り駅として誕生した「こどもの国駅」です。
無人駅で改札はありませんが、コンクリートむき出しの武骨な高架駅。まだまだ現役ですがちょっとした廃墟感がたまりません。
偶然なのですが実はこの日から、6000系ワンマン対応車1編成に「白帯」が復刻されました。西尾駅などでは西尾線・蒲郡線利用促進イベントも開催されていたようですが、そこはスルーして記念切符だけどこかで買おうかな・・・くらいの軽い気持ちでしたが、駅や沿線にチラホラとカメラを構えたファンの姿をみると、ちょっと白帯復刻も気になるものです。
次回に続く