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地鉄分補給旅、特急なきアルペンルート(1)地鉄の平日深夜輸送

2022年4月28日夜、ゴールデンウィーク突入の前日に思い立って富山の地に足を踏み入れました。北陸新幹線がなければ実現できなかった行路。

4月1日のダイヤ改正で特急列車が定期ダイヤから消滅した富山地方鉄道。ゴールデンウィークに突入するタイミングで、果たしてどの程度の地鉄による観光利用があるのかを見てみたくなったのです。

私自身、アルペンルートが開通する4月~11月の時期に地鉄を訪問するのは8年ぶりとなるので、コロナ直前の外国人インバウンド客がすごかったであろう2018年や2019年の状況は実感していません。

アルペンルートの地鉄利用を見る上で外せないのが、早朝の立山線「快速急行」。この列車を観察するには前日入りしかありませんので、仕事終わりに東京駅から「かがやき517号」で旅立ちます。

地鉄ホテル発行のフリーきっぷは翌日用

富山に到着したのは21時33分、すぐに地鉄ホテルにチェックイン。まずは平日夜の地鉄利用状況調査に出かけます。富山および地鉄乗車自体は2017年2月以来5年ぶりといったところです。

電鉄富山22:10発(57レ)電鉄黒部行き 14773編成

電鉄富山駅へやってきて(といってもホテルの部屋から1分)、ほどなく改札が始まったのは22時10分発の電鉄黒部行き(57列車)。この列車は本線上市より先の最終列車です。改札前からチラホラとスーツを着た方や飲食を終えた若者たちが集まっていました。中には私と同じように新幹線から乗り換えの方もいたと思われます。

発車直前には各ドア付近に立ち客も。転換クロスの座席がすべて埋まっているわけではありませんが、ほぼ満員という状況で定刻通りに出発しました。

1両目の様子

終電間際のためそんなに遠くへは行けません。私の最も好きな駅である越中三郷で下車します。そこまでの各駅で少しずつ下車はありましたが、上市より先、どのあたりまでの利用がボリュームゾーンなのか、いつかウォッチしてみたいところです。

上り158列車(越中三郷22時30分発)で電鉄富山方面へ戻ります。この列車は最終の1本前(上市以遠からは最終列車)。次の越中荏原で下車します。

越中荏原で14760形同士の交換

越中荏原22時39分発上り最終列車を待ちます。立山線岩峅寺発の1352列車。やってきたのは先日走り始めた「カターレ富山」ラッピングの14767編成。結局富山に到着してから乗車した3列車全てが14760形というラッキーな初日だったのですが、この列車に乗車していたのは私ともう一人のみ。さすがに上りの最終列車はいつもそんな感じなんでしょうか。

左が上り最終として到着した「カターレ富山ラッピング」と、右は下り最終の上市行き

電鉄富山に到着したのは22時49分。すでに3番線に到着していた下り最終列車上市行き(1057列車・17487編成)は改札中。発車まで15分程度ありましたので乗客は数名程度。発車を見送ろうかと思っていましたが、何となく夜間の電鉄富山駅の様子が分かったので、この日はこれで退散します。

次回は翌朝の快速急行に乗車します。

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