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9年ぶりの一畑電車で5010号・5110号と惜別

最後に訪れたのは2015年。あれから9年、元南海21000系の3000系は引退した。その間にコロナの影響やそもそもの少子高齢化の影響もあるでしょう、何度かのダイヤ変更を経て現在に至る一畑電車。
2024年11月初旬、関東から関西・中国・四国をクルマで巡っていたのだが、久々の島根ということでわずかな時間ですが一畑電車をウォッチすることにしました。

最終は雲州平田行き

11月4日、夜に出雲市駅近くのホテルに入り、終電間際の電鉄出雲市駅にやってきました。この日は月曜ですが祝日ということで、同駅の終電は21:48発の雲州平田行きです。

土休日最終は7000系2連

改札が始まる時点では私を含め2人がホームへ上がります。停まっていたのは7000系2連、9年前にはまだデビューしていなかったJRの車両をベースとした汎用電車です。「大手私鉄のお下がり」が楽しい私としては物足りないのが正直なところですが、日常利用の方は新しい綺麗な電車に良いに決まってますね。発車前に全体を見渡すと10人程度の乗車、思ったより利用されています。電鉄出雲市発の最終ですから、戻る列車も最終しかありませんので、大津町で降りて電鉄出雲市行き最終を待ちます。

やってきたのは5000系

元京王5000系の5000系、しかも一畑オリジナル塗装の5010・5110号ではありませんか。

電鉄出雲市行き最終に5000系

この車両、すでに引退が発表されていて、前日から惜別のヘッドマークを掲げて運転されています。思わぬラッキーでした。電車に乗っていたのは3名。祝日の22時を過ぎています、いつもこの程度の利用なんでしょう。

5010号車内

京王帝都電鉄で引退後に各地へ散らばって活躍を続けた同系列ですが、徐々に数を減らしています。富士山麓電気鉄道(富士急行線)で完全引退が発表されましたが、一畑電車でも24年度、25年度でこの5000系と2100系の合わせて4編成8両が新型7000系単行4両導入によって置き換えられる予定だそうです。ところで、4編成が置き換わることは良いとして、8両を4両で置き換えることになるわけです。

しまねの木じゃない方の5000系

18m級の元京王5000系から20m車に置き換わるので1両当たりの乗車人員は増えるにしても、果たしてビーク時間帯に捌けるのか、捌けるだけの利用者しかいないのか、色々な意味で心配になります。翌朝、平日朝の様子を見に行くことにします。

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