タイランド・ロックダウン（１６）4月6日（月・祝）：久しぶりに海が見たくなった……
タイ全土で非常事態宣言が発令され、夜間外出禁止令が出ているものの、チョンブリは、全国への発令の前に、県独自で夜間のコンビニ営業自粛などを進めていたからか、深夜外出禁止となっても、大きな問題になっていないような気がする（といっても、自分も外出できないので、概要はわからないが）。
1．海を見に行こうか
シラチャーは、漁港町だ。街の中心部は、海岸線とスクムビット通りに囲まれたエリアにあり、海鮮の市場もある。多くの日本人は、このエリアのコンドやサービスアパートに住んでいるので、海沿いにある海浜公園までは徒歩圏だ。我が家は、スクムビット通りから5キロほど山沿いにある。シラチャーの街から東へ向かい、鉄道、J-PARK、モーターウェイを過ぎた有名なシラチャータイガーズ―のすぐ近くにあるので、海はわざわざ見に行く場所だ。
今日は、祭日ということもあり、海を見に行くことにした。といっても、新型コロナウィルス禍の中、海水浴をするわけでも、ビーチに寝そべるわけでもなく、ただただ、海を見に行くだけの小旅行だ。域内のレストランやカフェは、テークアウトのみで、店内飲食は禁止なので、食事をする楽しみもない。
まず向かったのは、バンセン海岸。バンコクのバーやパブの営業自粛になった夜に、大勢の若者が押し寄せたいわくつきの海岸だ。その後、海岸は閉鎖され、見慣れたタイ式海の家は跡形もなく、きれいなビーチが続く。
いつもは、Khao Sam Mukの山の上に車で登り、海を見下ろすビューを楽しむのだが、今日は、侵入禁止のようだったので、山の周りを周遊する道路を走って行った。
2．岬の方に行くと、いました「お猿さん」。
ちょうど、岬にある神社の人が、お供え物をお猿さんに振舞ったところだったので、集まってくる集まってくる。しばらく、猿の社会を眺めていると、車の上にのぼり、サイドミラーに座って、おねだりしてくる猿もいる。もう、サファリワールド状態。季節なのか、赤ちゃん連れの親子猿がたくさん見ることができた。
3．市場（タラート）はオープンでも……
アンシラーの方まで行くと、シーフードマーケットは、オープンしていた。が、入り口には、チェックポイントがあり、体温とマスクの着用を確認している。いつもは、海側の駐車場までいっぱいの時も多いのに、今日は、ガラガラだった。
市場の手前の丘の上に、立派な中華寺院がある。が、閉まっている。看板には、4月25日まで閉まっているということ。
4．ドリアンの季節ですね。
4月、ソンクラーン近くになると、タイのフルーツの季節になる、今年も、新型コロナウィルスの影響もなく、いつも通りにドリアンの直販ピックアップが来ている。道沿いのドリアン屋さん、モントーンはキロ180バーツ（540円）、チャニ―はキロ150バーツ（450円）だそう。3キロ以上の大玉しかないということだったので、今年初ドリアンはお預け。
ここでも、「マスク着用のこと、１メートル離れてください」との注意書きがある。
5．チョンブリ・シーサイド道路
チョンブリの旧市街地をバイパスしてアンシラーまで行くことのできる道路が海の上にできている。チョンブリの街の海岸線は、マングローブの植林がされているが、その植生すら観察できそうな道路だ。
ここでも、駐車スペースには、駐車禁止の立札があった。また、漁船の中には、黒いビニールシートを被せた船もあったので、しばらく出航していないのかもしれない。
このあと、チョンブリの街で買い物をしてシラチャーに帰ってきました。そろそろ、24時間外出禁止になったりして。
6．タイ行き航空機の飛行禁止措置期間の延長
在タイ日本大使館からのメールでタイ行き飛行機の飛行禁止措置期間が4月18日まで延長されたとのことです。
以下、在タイ日本大使館からのメールのコピペ
・タイ民間航空局は，タイ国に向けた航空機の飛行を禁止する措置を４月７日００時０１分から４月１８日２３時５９分まで延長する旨発表しました。
・本措置は今後の発表等により変更等の可能性もありますので，最新の情報収集に努めてください。
タイ民間航空局からの発表の日本語仮訳は以下のとおりです。
タイ民間航空局告示
「航空機のタイ向け飛行の一時的な禁止」（第２号）
１ タイ民間航空局の最新の告示により，タイ国への国際旅客便の飛行禁止期間を２０２０年４月７日００時０１分から２０２０年４月１８日２３時５９分まで延長する。
２ この期間の飛行のために発行された全ての飛行許可を取り消す。
３ 以下の航空機は飛行を禁止されない。
（１）政府及び軍用の航空機
（２）緊急着陸を行う航空機
（３）乗客の降機を伴わない，給油目的の着陸を行う航空機
（４）人道支援目的，医療目的もしくはCOVID-19感染者を支援するための物品輸送を行う航空機
（５）本国送還のため飛行が許可されている航空機
（６）貨物輸送
４ 本件告示が発行される前に出発地を出た航空機の乗客は，感染症法及び非常事態令に基づく決定事項に基づき，１４日間の隔離措置を受けなければならない。
以上，現時点から，追加の指示があるまで適用する。
仏暦２５６３年４月６日
タイ民間航空局長
さらなる、自宅待機に力を入れないといけないような状況のようだ。