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タイランド・ロックダウン(6)3月27日(金)

今日から本格的な自主引きこもりになりました。食品の買い物以外は、自宅で仕事をしたり、オンラインでのカンファレンス(日本とタイとアフリカをつないだ三人カンファレンス)に参加したりでした。

新型コロナウィルスの意味

さて、新型コロナウィルスの出現と流行によって、人々の中に変化があっただろうか?

昔にも、流行病としての感染症はあったし、多くの命が失われた事実がある。そして、季節性インフルエンザにより、毎年、多くの人が亡くなっている事実もある。

新型コロナウィルスと季節性インフルエンザとの差は、不安度の差かと思う。ワクチンも治療薬もある季節性インフルエンザは、かかってもなんとかなる的な気持ちがあるが、新型コロナウィルスは、ワクチンもないし(予防ができない)、治療薬もない(かかっても直せない)。そこに一つ目の不安がある。

また、新型コロナウィルスでは、高齢者や持病がある方が発症して、肺炎になった時の重篤度とその早さが指摘されている。また、罹患して治癒したとしても肺にダメージが残るということもあるとのこと。さらには、潜伏期間の長さや無症状感染者がいるということで、誰が感染者なのかがわからない、いわゆる疑心暗鬼になってしまっているのではないだろうか。

新型コロナウィルスの出現は、私たちにとって、何か大きな意味があるように感じる。

人生を考える機会に

自主自宅待機しているため、いつもより時間が取れるようになったせいだろうか、いろいろと思考を巡らせてしまう。ネットで流れてくるニュースは、新型インフルエンザによる死亡者数や罹患者数の推移だ。

否応なしに、死について考えてしまう。しかも、自分の死について。

人生100歳時代と言われて、自分が100歳まで生きるとするとその時には120歳までと言われるなんて冗談みたいな話をしているが、本当にそうなりそうなほどの技術の進歩である。長生きすればいいというわけでもないが、豊かな人生を送れるのであれば、長生きもいいのではないかと思う。一方で、自分の寿命はわからないわけで、その途中で死ぬこともある。

人生とは、まさに「時間」。その時間をどう使うかが、今、問われているように思う。あなたは、「今」をどうつかいますか?と。

私は、人は、豊かで幸せに生き、人生を楽しむために生まれてくると考えているので、今を充実させるように、生きているつもりだ。また、そういう人たちとつながりたいと思っている。

極端な話をすると、新型コロナウィルスにかかると大切な人と会うこともできなくなるということ。新型コロナウィルスを発症して重篤化すると、隔離入院させれ、そして、見舞いや面会は禁止される(であろう)から、家族と会うことすらできなくなる。さらに重篤になって人工呼吸器をするころには、自分の人生の終焉をさまようことになる。そして、死を迎えるとすれば、新型コロナウィルスの罹患と発症重篤化から家族とも会うことができず、死に向かっていくことになる。

また、医療崩壊した国の状況を聞くにつれ、もし、自分の身内が肺炎で苦しんでいるというのに、医療の手も差し伸べられないという状態におかれることを考えると、心が揺さぶられる。そうなってはいけないし、そうしてはいけない。これは自分や自分の家族、親族だけでなく、すべての人に。

だとすると、どうすればいいのか。今の自分に聞いてみればいい。

アフターCOVID-19

気の早い話だが、新型コロナウィルスであるCOVID-19が収束をして、世界が今までのようなビフォアーCOVID-19の状態に戻るとしても、一度、体験してしまった世界は、忘れることができないし、今回の体験が人の心に及ぼす影響は、大きなものがあると思う。

コロナくんのおかげで、新しいことにチャレンジせざるようになった人もいると思うし、新しいことにチャレンジした人も多いと思う。今まで、できないと思っていたことが、いとも簡単にできるようになったり、新しい仕組みを作り上げることができたかもしれない。

アフターCOVID-19は、今までの時代の常識が通じない、新しい価値観や常識で動く世界になると思う。で、その時代の流れに乗っていけるか、ついていけるかが、これからの70年や80年(次の時代の変革までの年数)を楽しめるか、活躍できるか、価値を提供できるかに大きく影響することになる。

アフターCOVID-19の時代、楽しい時代になりそうな予感がする。

☆写真は、6ヵ月の子供にマスクをしたところ。さすがに大きすぎました。
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