薬の取り揃え対策(社内向け資料)
はじめに
多分…
本社研修の時に0402通知がどうのこうのという話はあると思うので割愛。
一言でいうなら、
薬剤師による薬の取り揃えに対する市場価値が低くなり、
調剤事務による薬の取り揃えに対する市場価値が高くなったということ。
早速本題…
① 先発医薬品(以下、Sとする)と
ジェネリック医薬品(以下、GEとする)の見分け方
LEVEL 1.
「」がついているか否か⇒「」の中にはメーカー名が記載されている。
Sの名前は、
一番最初に有効成分を見つけた製造メーカーが
特許権として好きにつけたもの。
Ex) タケキャブ錠10㎎
☛武田薬品工業が創薬した、カリウムイオン競合
型アシッドブロッカー(P-CAB)という効き方を
持つ薬。
武田の「タケ」とP-CABの「キャブ」を
組み合わせて、タケキャブと命名。
先発名の由来は医薬品インタビューフォームというもので見ることができます。面白いよw
GEは化学物質そのもの。
(高校必修の化学基礎を思い出して。酢酸etc)
Ex) ロキソプロフェンナトリウム錠60㎎「武田デバ」
メーカー名を付けないとどこの会社が作った薬かが分からない。
☛お情けとして最後に「」の中にメーカー名を入れることが許された。
LEVEL 2.
薬品名に~ナトリウム、~塩酸塩等の記載があるとGE
(中学理科、高校の化学基礎を思い出して…)
中和の化学反応
HCl+NaOH→H₂O+NaCl
強酸の塩酸と強塩基の水酸化ナトリウムを混ぜると、
水と塩化ナトリウム(塩=中和物)ができる。
薬も有効成分(ロキソプロフェン)だけだと
性質が偏りすぎていて危険(例えるなら強酸)。
そこにある物質(例えるなら強塩基)を加えると、
ロキソプロフェンナトリウム(中和物)ができたというイメージ。
☞とにかくGEは化学物質名なので「有効成分+α」になるということ。
② 普通薬、劇薬、向精神薬etcの見分け方
LEVEL 1.
医薬品名の雰囲気(特にS)
LEVEL 2.
箱に書いてある医薬品名の色
黒:普通薬
赤:劇薬
白:毒薬
LEVEL 3.
OTC医薬品として存在する薬は基本普通薬
LEVEL 4.
ステム(=薬の語尾)
Ex) 普通薬:アトルバスタチン、ロスバスタチン:スタチン
☛語尾がスタチンは普通薬と覚える。
向精神薬:フルニトラゼパム、ニトラゼパム、クアゼパム:ゼパム
☛語尾がゼパムは向精神薬と覚える。
この様に、語尾(ステム)を使って種類ごとに覚えていく。
難しいけどステム一覧👇
ステムで薬の名前を暗記!【一覧リスト】薬が覚えられない人必見! - GOROKICHI Co. ゴロ吉商事
最後に
薬剤師だからわかるんでしょと思われるかもしれませんが、
6年前までは薬の知識は一般人レベルです。
なんかよくわからんが、ひたすらカタカナを丸暗記していきました。
実務をしながら覚えたり、
家中にステム表等を貼って暇なときに眺めていたり、
スマホの待ち受けにしたり、
日常的に触れるようにしていけば覚えていくと思います。
私自身、先発名は薬剤師になってから
実務や家で少しずつ暗記をしていきました。
(大学では一般名ですべてを習います。)
一般名に関してもすべて覚えるのは大変なので、
ステムを使って覚えました。
感覚でいうと、英単語を覚えるような感じです。
覚える手法は何でもいいんです。
とにかく覚えたもん勝ちです。
(とかくいう私も公費暗記に必死ですが…。)
そういうわけで以上です。
(後日加筆するかもしれませんが…。)
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