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『どんな薬剤師を目指しますか?』


「あなたはどんな薬剤師を目指しますか?」


とある合同説明会の薬局のブースで席に座ったとたんに聞かれた。
今までは、
「なぜこのブースに寄ったか?」、
「就活の状況は?」
等のあたりさわりがない会話から始まっていた。

さらに、驚くことに、
会社紹介の『か』の字もなく、
学生が気にするからこそ企業がPRする条件面の話も一切なく、

『AI化について』、
『薬剤師じゃないとできないことは?』、
『日本の薬剤師の問題点』
という内容等を制限時間の30分にわたって議論してそのタームは終わった。

正直、会社紹介をしないということに拍子抜けしたことと、
周りのブースの話し声に押されて聞き取れなかったこともあり、
私の反応は薄かったろうなと思う。

だけど、内心は「おもしろい薬局だな」と思っていた。

周囲の人には考えすぎだよといわれるくらい
『これからの薬剤師はどうあるべきか、どうなりたいか』
などを考えていた。

まさか同じようなことを考えている人に出会えるとは思ってなかった
(しかも合説で)。

『熱い思いがある』

だからこそ身内(薬剤師)に対しても厳しい意見を言える。

そんな薬局の人に出会えてよかった。





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