日向たむから見た『邪教』
こんにちは、日向たむ(ひゅうがたむ)です。大学4年生、21歳です。昨年の6月にシアターマーキュリーという演劇サークルを引退して、今は無所属です。この度、劇団ド・パールシム第2回本公演『邪教』にて役者を務めます。
はじめに公演情報です。
日時|9/1(金)14:00-/19:00-9/2(土)14:00-/19:00-9/3(日)14:00-/18:00-
会場|イズモギャラリー(東京メトロ東西線早稲田駅、東京メトロ大江戸線牛込柳町駅)
料金|¥2,000
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こういう、出演者が作品を語る、系の諸々が本当に苦手で、これまでに発表してきた出身サークルでのブログ企画やら役者コメントやらは、基本的にふざけ倒して誤魔化してきました。
今回もできることならそうしたいですが、チケットの売れ行きがかかっていると思うとそうもいかず、胃が痛いです。
「邪教」、字面から見た印象としては恐ろしくて、禍々しいイメージ。ドラクエのラスボスが頭に浮かびます。「邪」は特に。ラプソーンみたいな。そんな紫の塊を「教」しちゃうんだから、そりゃあ怖い。
じゃあ、音から捉えてみましょう。「じゃきょう」「じゃきょー」かわいいですね。鳥の鳴き声かおじゃる丸の語尾みたいで。もはや軽快です。
『邪教』もそんなお話だと思います。扱う事柄や人物の役どころみたいなのは重たいけど、観ていると重くない。作演の新井くんは、重たい話を作る気は無くて、常にオモロを求めています。それゆえ稽古場で常に大ウケしています。
過去、1人の客として観た新井くん作演の『火咲く』(劇団綺畸2022年度冬公演)と『赤く染まった皮を剥ぐ』(劇団ド・パールシム旗揚げ公演)が私は大好きで、雷に打たれたくらいオモロでした。そこからさらにパワーアップして特大オモロに満ちた劇団ド・パールシムの『邪教』を、今回は役者として皆さんにお届けできるのは本当にすごすぎると思っていて、バリ緊張しています。
人間の役が、生きた人間として舞台上に存在していることが新井作品の好きなところの一つなのですが、今回私が演じる役も、人間らしい醜さに溢れています。私の役がというか、みんな。毒の沼地みたいな気持ち悪さです。この気持ち悪さが、すごく好きです。
「聖」と「性(俗)」の本作は、『邪教』というタイトルがこの上なくぴったりフィットしている感覚があります。ぜひ、劇場に足を運んでいただいて、目の前の『邪教』を感じて欲しいと願っています。
暑い日が続いております。くれぐれも体調に気をつけてお過ごしください。
日向たむ
劇団ド・パールシム第2回本公演『邪教』ご予約
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