見出し画像

八重岳の桜まつりが予想以上に楽しかったのでご紹介

2024年1月20日〜2月4日にかけて開催された、沖縄県本部町にある八重岳(やえだけ)の桜まつりへ行ってきました。

日本国内のどこよりも早く咲く沖縄の寒緋桜(カンヒザクラ)。
濃いピンク色の花びらが特徴的で、青空に映えます。

沖縄の桜といえば「桜まつり」。
本土のように、花見をする習慣がない沖縄ですが、桜の季節になると、桜の木がたくさん植えられた公園などでは「桜まつり」が開催されます。

屋台や出店などが並び、本土とは違った桜の楽しみ方があります。

今回の記事では、八重岳の桜と2月3日に訪れた「第46回 もとぶ八重岳桜まつり」の様子をご紹介します。

「今年の桜まつりには行けなかった」
「他の桜まつりには行ったけど、八重岳までは行けなかった」
という方は、ぜひ来年の参考にしてみてください!

\ 動画はこちら /


8分咲の麓

八重岳が近づくと、桜の木がちらほらと見え始めました。
だんだん桜の木が増えてきたなーと思ったら八重岳の麓に入っていました。

この日の麓は「8部咲き」とのことでしたが、道の両脇が濃いピンク色に染まり、桜のトンネルみたいです。

桜の森公園に到着

毎年桜まつりが開催される「桜の森公園」に到着。
駐車場から桜まつりの会場へ向かっていると、駐車場へ向かう車が途切れることなく通っていました。

「桜の森公園」は八重岳の中腹にある公園。
大きな駐車場完備で、遊歩道や遊具もあるので親子連れにもおすすめ。

◼️八重岳・桜の森公園
八重岳の中腹にある公園。
桜の名所として有名。
毎年1月中旬~2週にわたり桜まつりが開催されている。

本部町へ行くには那覇市から車で2時間以上。
そのため「本部かぁ、遠いな〜」と思ってしまう場所です。

しかし、桜まつりの会場にはたくさんの人。
やはり「桜まつり」は特別のよう。
遠い場所でも足を運んでみたくなります。

駐車場の桜。
沖縄の桜は遠くから見ると「ちらほら」とした咲き方。
ですが、近づいてみてみると、「パッ」という音が聞こえそうなくらいに力強く咲いています。

会場を歩いていると「桜まつり」ののぼりが。
桜まつり・・・?
うっすらとした文字で書かれていました。

顔はめパネル!
お祭り会場に来たな〜って感じ。
だんだんテンションが上がってきました。

この日の、桜の森公園がある八重岳の中腹は「6部咲き」とのことでしたが、ピンク色の桜が結構咲いていました。

「山原の森」感がすごい

桜を撮影していて感じたことが、桜の向こう側に見える山原の森が深い・・・!ということ。

山の主が住んでいそうな深い森が、ずっと向こうまで続いている・・・。

沖縄といえば「エメラルドグリーンの海」を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、実は豊かな自然が残る「山原の森」も沖縄県の見どころの一つです。

今回訪れた八重岳もその一つ。
南国の植物が豊かに育つ「山」と「森」も楽しむことができます。

桜まつりの屋台を歩いてみる

桜まつりの会場には食べ物や飲み物の屋台が並びます。
山の中に突如現れたお祭りの雰囲気ってなんだかワクワク。

昔ながらの出店から今時のおしゃれスイーツの屋台など。
お祭りの雰囲気を楽しみながら、グルメも楽しめる。

そういえばお昼ご飯がまだだったので、お腹がペコペコです。
ここでお昼ご飯をいただくことにしました。

誠もち店の「沖縄のまる焼き」

どれにしようかな〜と、悩んだあげく
誠もち店の「沖縄のまる焼き」をいただくことに。
ついでにチーズドックも。

「沖縄のまる焼き」初めて見る食べ物です。
油で揚げられたお餅の中に、おかず系の色んな餡が入っていました。

オヤキの皮が餅になったバージョンのような感じ。
だけど、初めて食べる沖縄グルメでおもしろい。

細かく刻まれたラフテーやタコスチーズ味のひき肉など、肉系の餡はジューシーでボリューム満点。

こういう場所で食べる屋台メシって格別においしい。

あとで調べてみたら「誠もち店」は沖縄の行事用のお餅を作っている餅屋さんのようです。

ちなみに、この日屋台で販売していた「沖縄のまる焼き」はオンラインストアでも購入可能です。

◾️誠もち店
住所:沖縄県国頭郡本部町山川969
公式HP:
https://makotomochi.com/
オンラインショップ:
https://makotomochiten.com/

誠もち店

アセローラフレッシュ

アセローラドリンクの屋台を見つけました。
本部町といえば、アセローラが有名です。

ちなみに、こちらの屋台には、アセロラを使用した焼き菓子なども置かれていました。

「アセローラ」とは?
1958年に沖縄に日本初として持ち込まれ、1982年以降本部町の特産品として大切に育てている果実です。
本部町の特徴的な土壌と、沖縄では珍しい昼夜の寒暖差がある環境のなか太陽の光をたっぷりと浴びるよう露地栽培で丁寧に剪定作業を行い、大切に育てています。

アセローラフレッシュHPより

せっかく本部町に来たので、アセローラドリンクを購入。

沖縄の太陽をたっぷり浴びて育ったアセローラの果肉がふんだんに使われたフレッシュドリンク。
太陽みたいに元気な色です。

アセローラジュース

今まで飲んできたアセローラドリンクとは違い、まるでアセローラを食べているみたいな飲みごたえ。

甘くておいしい!

アセローラソーダ

ちなみにアセローラソーダは、宝石みたいに綺麗な色。
こちらもアセローラの甘さがあり、おいしかったです。

◼️「アセローラフレッシュ」直営店
住所:沖縄県国頭郡本部町並里52-2
公式HP:
https://acerola-fresh.jp/

アセローラフレッシュHPより

桜が咲く通りを歩いてみる

屋台がある通りを抜けると、桜が咲く通りが続きます。
たくさんの人が立ち止まって、集合写真を撮ったり、一眼レフで美しい桜の一コマを撮影したり。

通りには海外の方もたくさんいて、「沖縄の桜」って結構有名なんだなーと思いました。

日本人とは違う価値観を持った海外の人たちも、桜を見て「Beautiful!」と言いながら立ち止まっている様子が、なんだか微笑ましい。

みんなで桜を愛でるって、いいですよね。

この日は曇りで、青空があまり見えなくなってきました。
それでも、沖縄の桜は濃いピンク色だからかカメラ写りが良い。

そして、沖縄ならではだと感じた一コマが。
桜と一緒にハイビスカスが咲いていました。

ピンクの桜と真っ赤なハイビスカス。
春なんだか、夏なんだか。
沖縄は、他県では見られない風景がまだまだあるんだな、と感じました。

歩いてきた桜の木の通りを振り返ってみました。

桜の森公園の遊歩道を歩いてみる

桜の木が並ぶ通りを歩いていると、人々が脇道に逸れていくのを何度も見かけました。

目で追ってみると、山の中へ入っていく遊歩道を発見。
通りからは下るようにして、山の中へ入っていきます。

せっかくなので、遊歩道も歩いてみることに。
と、遊歩道の向こう側から、筋肉ムキムキの屈強な外国人2人が汗だくになりながら「オーマイガー!」と言いながら歩いてきました。

どうやら大通りの別の場所からも遊歩道に入ることができるようです。
そして、普段から鍛えてそうな若者2人が「オーマイガー!」というくらいに、歩きごたえがある遊歩道のようです。

遊歩道を歩いてみると、山の中で傾斜があるためか、結構きつい。
道は綺麗に整備されているはずなのに・・・。

途中で、若いカップルとすれ違いました。
女性の方はミニスカートにピンヒールのブーツ姿。そして、不機嫌な顔。
男性の方はしきりに「大丈夫?」と心配そうに声をかけていました。

山の中を分け入って歩いていく遊歩道なので、動きやすい格好が良さそう。
動きやすいスニーカーにジーパンを履いてきてよかった・・・。

前を歩いていた家族のママが
「ねぇ!これさ、途中で諦めて引き返さない?じゃないと、めっちゃキツイと思うんだけどぉ!」
と、声を張っているたのも納得の道のり。

遊歩道を進んでいくと、開花している桜の木が見えてきました。
この日は6分咲きのためか、はたまた山原の森が深すぎるためか、桜の花が「ちらほら」としか見えません。

しかし、近づいて見るとやっぱりきれい。
人里離れた森に、ひっそりとある「小さな桃源郷」みたいな感じです。

途中で、雨が降ってきたので、この日の遊歩道散策は途中で引き返しました。

その後は雨が激しくなったので、一旦車へ。
頂上にも向かってみましたが、激しい雨が降り続いたため、この日の撮影は断念することに。

まとめ:桜まつりは楽しい!

実は、桜まつりへ足を運ぶのは今回が初めて。
沖縄の桜は、本土の桜と違い、通りを覆い尽くすほど咲くことはありません。(梅の花のようかも?)

しかし、近づいて見ると、濃いピンク色の花びらが力強く開いていて、沖縄の太陽みたいな力強さを感じます。

地元の人たちはもちろん、国内外からもたくさんの人が訪れ、山原の山の中にある「桜の森」で、一足早い桜を楽しんでいました。

また、「桜まつり」というだけあって屋台も賑やか。
人里離れた八重岳の中に現れる「お祭り」の雰囲気は、それだけでなんだかワクワクします。

本土の桜より一足早い「沖縄の桜」。
「桜まつり」は一月の末頃〜2月の上旬にかけて沖縄各地で開催されています。

沖縄の桜に興味がある人、
「桜まつり」と聞いて、胸が高鳴った人。

そんな人は、ぜひ来年、沖縄の「桜まつり」に足を運んでみてください!

いいなと思ったら応援しよう!