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初めて鰻を食べました

国語の授業で、谷崎潤一郎さんの「陰翳礼讃」を読みました。(読むとすごく日本食が食べたくなります。)その中に「わらじや」という実在する料理店の名前が出てきました。京都にある、鰻専門店みたいです。検索して出てきたお店の様子は、いかにも「和」という感じの、落ち着いた雰囲気でした。こういうお店に憧れをもっていて、いつか絶対に行きたいと思いました。しかし、私、魚全般が苦手。嫌いな食べ物の中でも、一生仲良くなれないランキング1位です。しかも、鰻に関しては食わず嫌い。叶わぬ夢かもしれませんが、わらじやに行くために、鰻を食べられるようになりたいものです。




そんな話を家族にしたら、本当に祖母がひつまぶしを作ってくれてしまいました。

ありがた申し訳ない…。見た目はすごく美味しそうに見えるんですけど、めちゃくちゃ香ってくる魚の匂い…。でも、ここまでしてもらって食べない訳にはいきません。チャレンジすることにしました。



なんだこれすごい美味しい。



すごく美味しかったです。なんで自分は魚嫌いだったんだろう。たしかに魚々しくて、魚特有の味も強いんですけど、嫌な感じは全くしませんでした。脂ものってて、贅沢な気持ちになりました。まさか鰻を美味しいという人の気持ちが分かるようになるなんて!高級品の力なのか、はたまた私の味覚が成長したのか…。


これで自分が鰻を食べられることが判明したので、後はわらじやに足を運ぶだけです。大人になったらやりたいことがまた1つ増えました。

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