情報時代のテロリズム

(前回記事はこちら)

さて、ここからが本題なんですが。

プリティーオールフレンズのビッグクッションカバー炎上に際して、
正しい倫理子さんが、公式の意見フォームURL、自身の抗議文と併せて「みなさんもこれを参考にして抗議文を送ってくださいね(意訳)」って発言したツイートのスクショを持っている人いますか?

実際にそれを見た友人がプリティーシリーズとプリキュアを取り違えたまま抗議文を送ってしまった(ご丁寧にツイートまでしたので案の定炎上した)わけで、気に入らないコンテンツを攻撃するために従来なら無関係だった人を扇動して意見を押し通そうとする人がいるというSNS時代の問題点が浮き彫りにされていたので、ぜひ記事にしたいんです。

『彼らが最初共産主義者を攻撃したとき……』の箴言もむなしく、インターネット上の炎上では無関係な人間がコンテンツの擁護するのは難しい。従来の無関係者の抗議が不当であるのと同じ理由で、従来の無関係者が擁護するのも無問題とは言い難いからだ。

結局、こういった悪質な手口に対して我々ができるのは、無関係な人間を扇動し動員しようとする人を強く批判する(そういった人が強く批判される風潮を作り出す)こと、企業が抗議に屈しないように積極的に肯定的な意見を送ることくらいしかない。これは情報時代のテロリズムだ。

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