理不尽な苦難への回答

生きていると謂れのない苦難に直面することが多々ある。
クラスメートに意地悪されたり、大切なものを忘れ物してしまったり、気に入ってたキーホルダーを失くしたり、スマホを落として画面に傷がついたり……まあ私にとっては生きていること自体が理不尽な苦痛なんだけども。

そんなとき、思いがけない幸運に遭えたら、理不尽もプラスマイナスがゼロだと自分に言い聞かせることができるのに……といつも思う。

……そんなわけで、自分は理不尽に辛い目に会っている人に対しては、気まぐれに幸運を送り届けるようにしている。gifteeというサービスがおすすめで、コンビニのスイーツやサーティワンのアイスなんかをURL形式で送ることが出来る。送る側・受け取る側ともに手数料は０で、店頭受け取り商品のラインナップも悪くない。受け取り側は会員登録が不要なのもありがたい話だ。

((ステマじゃないよ！))

……さて、本題に入ろうか。
自分にとって一番大きな理不尽は「生きていること」で、その次に大きな理不尽は「自分が美少女でないこと」だ。
数年前までは「生きていてよかった」と思えるような何かを探していたし、けれども結局それは見つからないと悟ったから、「死ぬなら死ぬで構わない」「どうせ死ぬなら人生はプラスマイナスゼロだ」みたいな境地に来てしまった(もちろん死ぬ＝自殺である)。
今の私が求めているのは、二番目に大きな救い、私が容姿の優れない男で、これからもますます魅力が失われていくことへの救いだ。同じ苦しみを理解してくれる人と親しい仲になって、たった一言「君は自分自身のことが嫌いだろうけど、私はそういう君が好きだよ」と言われたい。同じく身体性別に納得できていない恋人に「君が男だから好きだよ」って言ってもらいたい。
……こっちの願いは叶いうるだろうか。

#慰めるもの