noteの"つぶやき"機能の字数制限が140字なのは思考停止の模倣。もっと増やしてほしい。その10
遊戯王VRAINS2期の手短な感想(本作を視聴している人向け)。
正直、途中から少し退屈に感じた。
……というのも、「途中でどんな語り合いをしたって、結局は『勝ったら殺すし、負けたら殺される』んでしょ?」と思ってしまったからだ。突き詰めると過去作のどんなラスボスもそうなるけど、VRAINSはこれが突き詰められすぎていたと思う。
前作の遊戯王ARC-Vが説得の余地がない対立を無理やり和解させ続けた(デュエルに負けると急に改心する様は"洗脳"に近かった)反動からか、説得・和解の余地がないシビアさが前面に出過ぎていないか。
「人類とイグニスの共存」vs「全イグニスの抹殺」vs「全人類の抹殺」というメインストーリーの軸は実際に譲歩の余地がない対立なんだけど、登場人物が軒並み理性的で、対立のシビアさを合理的に受け止めているせいで、デュエルが単なる抹殺の手段になっていた。
GO鬼塚とプレイメイカー、ブラッドシェパードとゴーストガール、ソウルバーナーとリボルバーみたいな感情的な因縁のエピソードをもうちょっと大きく取り上げてほしかったなあ。
ところで「頭では理解できるけど心で納得できない!デュエルだ!」「その答えはデュエルで見つけるしかない」なシチュエーションや、「デュエリストのプライド」「デュエルとは〇〇」といったデュエル哲学が登場しないの、遊戯王シリーズで見てもかなり異色じゃない?
(ARC-Vはデュエルに対する態度自体はかなり王道だったんだな……)
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