今だから聴いておきたい9人時代のStray Kidsの曲① 〜プロローグ〜
今年でデビューから4年目、実力派KPOPグループとして、リリース曲が世界各国のチャートへのランクインが続くStray Kids(スキズ)。
9人でデビューしてから1年半経った2019年10月に、メインボーカルだったウジン(Kim Woojinとして2021年8月にソロデビュー)が脱退し、Stray Kidsは8人のグループとして活動しています。
最近Stray Kidsを知って、9人時代のStray Kidsってどんなだったの?って知りたくなるファンは少なくないのではないかと思います。
最近Apple MusicやAmazon Music等のストリーミングから9人時代のStray Kidsの曲が消されてしまったので過去のアルバムを気軽に聴くことが以前より難しくなってしまいました(Spotifyではまだ聴けるようです)。
Stray Kidsを最近知ったファンがもっと彼らのことを知りたくて検索するとポツポツと出てきてしまう「8人のスキズ vs 9人のスキズ(OT8 vs OT9)」論争・・・(OTは"One True"の略で、〜人で一つの、みたいな意味です)。特に海外のファンの間では対立が根深いように思えます。
今のStray Kidsを守りたい一心で、9人時代のStray Kidsを否定する側に行ってしまうファンを見ると心が痛みます。メインボーカルが抜けたから今の8人のStray Kidsはボーカルが弱いという批判も、9人時代からメンバー1人1人を見てきたファンであれば、間違っていることが分かると思います。
9人時代(2019年10月以前)のStray Kidsの圧巻のシンクロダンスとボーカルラインの掛け合いが大好き。デビューまでの熱い想いと青春をファンと分かち合った9人のメンバーが一緒にいるのを見られないのは悲しい。
絶え間なくKPOPの域を超えた独創的な「傑作」を創り続ける8人の個性と才能が爆発した現在のStray Kids。強い絆で結ばれた彼らを守り、応援して世界に羽ばたかせたい。
この2つの想いは、共存できると思うのです。
9人時代のStray Kidsは、無我夢中で夢を追いかける、純真無垢で、惜しみなく多彩な素顔を見せてくれる、愛しくて、ちょっと心配で、でもファンの気持ちを直球で受け止め、そのままの気持ちを曲として返してくれるような、心の中にもう1つの家族のような場所を作ってくれる存在でした。
現在の8人のStray Kidsは、全員がラップとボーカルを担当できるオールラウンダーに成長し、一度見たら忘れない強烈なインパクトのMV、洗練されたダンスのコレオグラフィー、メイク、衣装、全てに注がれた情熱とパワーに、誰もが心奪われるような光り輝くアーティストです。
でも、Stray Kidsの始まりは9人だったことは変わることはなく、また忘れる必要もないんじゃないかと思います(本人たちも忘れてほしくないんじゃないかな?)。
サバイバル番組「Stray Kids」(現在Mnetで再放送中です)から始まり、現在、世界中のチャートを駆け上がるトップアーティストのStray Kidsに至るまでの長い長い道のり。
「9人時代のStray Kids」を知らないSTAYも、当時の彼らが創り上げた素晴らしい作品を知ることで、今のStray Kidsをもっともっと愛せるようになるかもしれません。
デビュー前からずっとStray Kidsのファン「STAY」の私が、記憶が消えつつある今だからこそ伝えたい、ウジンの存在だけでは語り尽くせない(しかしウジンなくして語れない)9人時代のStray Kidsの魅力をお伝えしたいと思います。
9人時代のStray Kidsが出したCDアルバム(全てミニアルバム)は6枚です
① Mixtape (2018) (プレデビューアルバム)
② I Am NOT (2018)
③ I Am WHO (2018)
④ I Am YOU (2018)
⑤ Clé 1 : Miroh (2019)
⑥ Clé 2: Yellow Wood (2019) (スペシャルアルバム)
プレデビューミニアルバムの「Mixtape」にはサバイバルオーディション番組「Stray Kids」の審査に使用された、デビューに向けて9人が一緒に作り上げた楽曲が入っています。若いスキズの涙と汗、青春の1枚。
「I am NOT」「I am WHO」「I am YOU」は連続したコンセプトアルバムになっていて、「I am NOT」の1曲目の「NOT!」、「I am WHO」の1曲目の「WHO?」、「I am YOU」の1曲目の「YOU」は3曲合わせて1つの曲になっているそうです。
「Clé 1 : Miroh」は3RACHAの「本気」が詰まった、Stray Kidsが世界に飛び出す原動力になったインパクトのある名曲揃いの1枚。
スペシャルアルバムの「Clé 2: Yellow Wood」は、Stray Kidsとファンを繋ぐ応援ソング「mixtape#1、#2、#3、#4」、「부작용 (Side Effects)(別名モリアプダ)」などが収められた、「スペシャル」なアルバムです。
10年後も聴き続けられる名作とStray Kidsが自信を持って送り出した各アルバムの制作に、各メンバーがどのような想いを込めて取り組んだかをインタビューで伝えるビハインド動画「INTRO」シリーズは必見です。
[INTRO: I am NOT] EP.01 https://youtu.be/1BVp5OOITWQ
[INTRO: I am NOT] EP.02 https://youtu.be/dMuhxD8uzpM
[INTRO: I am WHO] EP.01 https://youtu.be/zaewsNubRY0
[INTRO: I am WHO] EP.02 https://youtu.be/5LmdNKn71_I
[INTRO: I am YOU] https://youtu.be/6s17JflZ1nY
[INTRO "Clé 1 : MIROH"] https://youtu.be/l3x2u_bHFA0
[INTRO "Clé 2 : Yellow Wood"] https://youtu.be/XS5M5is76iw
各メンバーがどんどん自信をつけていく姿が頼もしく、絶対的リーダーのバンチャンが苦悩しながらも母親のような寛容さと類稀な巻き込み力(プロの教育者ですよね)でStray Kidsを一つのチーム、として成長させてきた様子がよくわかります。
また、性格は控えめながらも難しいスキルを次々に習得する熱意の塊であるスンミン、ラップスキルもビジュアルも成長著しいヒョンジンなど、なかなか自信が持てない控えめな高校生だったStray Kidsのメンバーが、少しずつ頼もしい存在になっていく姿も感動的です。
チャンビンが言っていたように、全ての曲がタイトル曲になれる、9人時代のStray Kidsのアルバムに収められた渾身の楽曲たち。次の記事から、各アルバムに収録された9人時代のStray Kidsらしさを堪能できる曲を厳選して紹介していきたいと思います。
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