ゴルフスイング・Dの理論
体の動きについてパート1
前回でも言いましたが、世界のトッププロのスイングは実にシンプルです。体の動きに無理がありません。
ハードなツアーをこなし、安定した成績を残す。それを何年も続ける。
世界ランクの上位にいるプロはそんなに顔ぶれ変わりませんよね。
ということはやはり同じスイングをしていると考えるのが普通ではないでしょうか。
スイング中の体の動きってどんな動きですか?と聞かれれば、「回転運動」と答える方多いと思います。
「右打ちの人なら、バックスイングは左肩が顎の下に入るまで右にターン、でも右膝は動かないように我慢して、ダウンスイングは左腰のリードで左にターン、でも左肩を開かないように我慢して···」
簡単に書いてみました。
結論を言いますと、この「回転運動」は人の身体の構造上無理な動きです!
胸椎は約35度、腰椎なんて約5度しか回転できません。
回転しない腰を無理に回そうと繰り返すので腰を痛めます。
日本のゴルファー、腰を痛める人多いですよね。
世界のトッププロ、腰痛めません。
これが非常に重要なポイントです。
ここの意識を変えないと世界基準のスイングを手に入れることはできません。
ではどのような動きか?
あなたは焚き火をしています。最後に火を消しましょう。結構勢いよく燃えてます。ちょっと離れたところから、バケツに水をいっぱいに入れて火に掛けます。重たくなったバケツの水を体を横に揺すって遠くへ飛ばす。
この「体を横に揺する」が基本的な体の動きになります。
体を回しません。体を回したら難しいですよね。
いちいち、足を大きく開いてー、腰を落としてー、バケツを振り子のように動かしてー、なんて説明しなくても誰でも無意識に同じ動きをします。
もう一度言います。体を回したら難しいですよね。
私が思うシンプルな動きとは
「無意識に体が勝手に動く。動かしたいように体を使う。」
これが私のスイング理論のコンセプトです。