Swiftで行こう!-変数をイラストで。その3
今回は"型"です。型をつけると何だか難しそうに見えますが、ほんとはそうではなくて付けない方が不安要素が出てくるというお話です。
変数にはいろんなものが代入されていきます。それが何であるかしっかり示すことでバグの少ないコードになります。型を意識することなく書いていけるのはそれなりに便利ですが、意図しないところで間違いが起きる場合はあります。そのときの型をしっかり提示していくことでコード上でもわかりやすく、コンパイラにもわかりやすくしておくことで安心感を得ることができます。
早速ですが数値の例をみていきます。
最初に宣言していますので
var apple:Int = 100
と指定してやれば"Int"を見れば整数であることが明白になります。
整数型は、整数を表す型です。Int型は整数型の代表例で、他にも符号なしの整数型であるUInt型や、定義できる値の範囲別にInt8型,Int16型,Int32型,Int64型,UInt8型,UInt16型,UInt32型,UInt64型などがあります。
文字列であれば、Stringを使います。よく使う型がまとめられている下記のサイトが参考になると思います。
数字や文字の他に、配列の指定もしてみましょう!
まず、一般的な配列の指定から、
var fruits:[String] = ["apple","banana","orange"]
次ですが本来の配列の型指定、型パラメータの指定の書き方です。
これは関数や型の定義に際して、型をパラメータとして与えることができるジェネリクス(generics)の機能を使った型指定です。
var fruits:Array<String> = ["apple","banana","orange"]
<String>のところを<Int>であれば整数を指定することができるなどいろいろ変えることができます。
一般的にはジェネリクスを使う場合はどんなものでも入ります。"<T>"と表されることもあるのでこういうのが出てきてもびっくりしなくて大丈夫、ただの型指定です。