免疫のはなし(4)。 - からだをまもる(自分でないもの)。 自然免疫
"てき"が入ってきたときはどんなことをして体を守っていくか。これが問題です。体の中にはいろんな細胞があります。その細胞にの中で体を守っているのが血液の中にある血球と呼ばれる細胞です。
赤血球が一番有名かもしれませんが、今回の主役ではないです。今回の主役は白血球ということになります。
好中球、好酸球などは細菌、マクロファージ は寄生虫が体に入ってきたらすぐに動ける防御部隊です。好中球、好酸球は細菌、寄生虫を発見したら大抵は食べてしまいます。そして少し特殊な細胞でNK細胞というものがあります。
第一関門として体を守ります。ある程度のものであれば防いでくれます。特に好中球は血液中一番多く含まれていて、細菌の侵入に反応してその細菌を食べる、活性酸素の放出により防御することができます。
この活性酸素が過剰に産生されれば体に悪い作用してしてしまうので注意が必要です。
自然免疫で最も強力なものとしてはNK細胞が挙げられます。NK細胞は不思議な細胞で癌細胞など自分ではないと判断できるものは攻撃していきまうす。この細胞を活性化して病気を直す試みもなされています。まだまだ未知な働きを持つ注目される細胞となります。
いわゆるB細胞、T細胞などと呼ばれる免疫細胞の主力となるのは獲得免疫と思われているのですが、いち早く動ける自然免疫も重要な第一関門となっているようです。
強力な獲得免疫、そして初期防御を行う自然免疫とバランス良く構成されています。この辺も自然のバランス、長い間かけて形成されてきた体の防御の仕組みということでしょう。まだまだ未知なことがたくさんさんあります。すべてが解明されることはないと思いますが、少しでも理解するために研究者は日々疑問と闘っています。