B cell -B細胞！

普通のヒトにとって免疫といえば、ワクチン。ワクチンを打って免疫をつけてウイルス、細菌などによる感染症を防ぐというイメージではないでしょうか。

その主役といえば、抗体です。抗体はB細胞が形質細胞へ変形した後、産生するものです。B細胞は一つの抗原、ウイルス、細菌の一部分を認識しかできません。しかもその大きさはウイルスが地球として、抗体は一本の木ぐらいの大きさです。こんなんで防げるのかな？と思いませんか。

抗体は一つのウイルス、細菌を覆い隠すぐらいの種類が出来上がるということです。この増殖力はかなりすごいですね。

でもいろんな所にくっついていてもウイルス、細菌にとっては平気なこともあります。なんともないことも多くあります。

要するに勘所ですね。一部分に確実にくっつけばウイルス、細菌の増殖は止められるということです。

この作用を特化して利用したのが、現代のワクチンです。昔のワクチンはウイルス、細菌を死滅化してそのまま使うことが多かったのですが、それには、副作用、無駄が多かったわけですね。

今は研究が進み、遺伝子解析も行われいかに効率よく効くか検証してワクチンが作られていますので効率よく治療も進むわけです。

B細胞はワクチン治療の大黒柱ですね。