免疫とは。- 自然免疫の認識機構
自然免疫ですが獲得免疫がリンパ球であるT細胞、B細胞のように自己、非自己を教育されて異物を認識できるようななるのに対して、樹状細胞、マクロファージ、好中球などの非特異的な貪食による除去が主なものとなっていますが、その異物を認識する方法がわかってきています。
Toll-like receptors(TLRs)、パターン認識受容体により細菌、ウイルスを認識でき、排除に動きます。
TLRsとは自然免疫の主役となる細胞膜貫通蛋白質で細菌の細胞壁の成分などを典型的な成分に対応します(パターン認識)。
また、体の表面では皮膚や粘膜がバリア機能を果たす。
非特異的な貪食作用として"補体"と呼ばれるタンパク質も働きます。補体はオプソニン化と呼ばれる機能で細菌などが好中球などに捕食されやすいようにすることもできます。また、重要な働きとして古典経路と呼ばれる作用で細菌、感染細胞などに穴をあけて破壊することもできます。
https://kachikukansen.org/kaiho2/PDF/3-1-001.pdf
自然免疫は幅広く作用をしますがピンポイントの作用は弱いです。自然免疫が活性化し、そして獲得免疫へと繋いでより強い免疫で非自己、外敵をやっつけます。