命を濃くする

今日は友人たちと映画を観てきた。
その名も

※リンク先にホラー演出はありません

監督はあの『カルト』と同じ白石監督。
カルトは以前に鑑賞していて、ツイッターでサユリの情報が流れてきたのをみて、「これ絶対面白いやつじゃん!」と思ったものの、自分一人で行くのもあれだし、妻はホラー苦手だから一緒に行けないし、ということで、友人たちを誘い観てきました。

中古一戸建てに越してきた家族が家に取り憑く怨霊に惨殺されてから残された祖母が覚醒して怨霊と戦う、というあらすじは事前に把握していたのでそれを楽しみにしていたんだけど、そこに至るまでが真っ当にホラーで怖かった……。家族の殺され方も凄惨極まる内容で、悟空の助けを求めて叫ぶクリリンみたいな心境でずっと覚醒シーンを待ってた。

覚醒してからはようやく半目を解いてまともにスクリーンを観ることができた。
祖母と共に生き残った長男の修行パートは、白石監督のことはニワカ程度にしか知らないけど、この監督の持ち味が発揮されたシーンなんだろうなと思った。

よく食べ、よく動き、よく寝る。
内を良くし、外を良くし、命を濃くする。

上記で祖母の口から語られたこのセリフ(※意訳)、作中では敵である怨霊を倒すために必要な要素と伝えられていたけれど、根源的には何かと苦難の多い人生というものを生き抜くための秘訣のようにも思えた。

そうして映画を鑑賞し終えた自分たちは、命を濃くするために鳥貴族でしこたま飲み食いしたのであった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?