ワンクリック結婚&離婚
伊藤です、
エストニア&アイスランド視察レポート
第二弾をお届けします。
第一弾はこちら:
エストニアが電子立国になった理由
https://note.mu/dna_ito/n/na9b1c1a78d25
今回、取り上げるのは
『政府への信頼』
です。
日本とエストニアで政府や政治への
信頼度が違うと感じました。
そして、その理由も。
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ご存知の方も多いと思うのですが
エストニアは公共サービスのほぼ全てを
オンラインで行うことができます。
・結婚&離婚
・車の登記
・納税
・投票
など、全部で2,375のe-serviceがあって
専用のサイトから利用できます。
そして、名ばかりではなく実際にほぼすべての国民が
これらのオンラインサービスを使ってます。
数字でいうと
人口:135万人
98%の人がIDカードを利用
99.6%人がオンラインバンキング利用
96.3%が税金をネットで申告
99%の人が薬の処方箋をネットで受け取る
という感じです。
また、国外から電子市民になれる
e-residencyというサービスを使って
海外にいながらエストニアに会社を作れるのですが
これまでに5,000社以上が設立されているそう。
日本では納税、結婚、投票、登記などは
全部紙ベースで役所に行かないといけないことを
考えると、とんでもなく便利な国です。
話を聞いた政府側機関の人は
これらのe-serviseのおかげで800年以上の
時間を節約できた、と言ってました。
これらの一連のシステムのことを
『X-Road』と呼んでいるのですが
その運用には、IDカードが鍵になります。
IDカードをPCで読み込むことで
e-serviseを利用できるサイトにログインします。
このIDカードは日本で言うところの
『マイナンバーカード』です。
つまり、日本とエストニアの考えは
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IDカードに個人情報を紐づけして
公共サービスを提供していこう
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という点で一致しているのですが
日本とエストニアの現状には大きな開きがあります。
その理由には、「政府や政治への信頼度」の
違いです。
マイナンバーカードの運用や
そもそも日本政府へ100%の信頼を抱いている人って
少ないと思うんです。
どうでしょう、個人情報をぜんぶ
委ねて紐づけされてもOKというほど
信頼してます?
。。。
そこで、現地のエストニア人に
聞いてみました。
「どうして政府を信頼しているの?
IDカードで個人情報の紐づけは怖くないの?」
その答えは、、
・一つ前の首相が良い人で信用が貯まっている
・政府ではなく、政府のAmbitionを信用している
というものでした。
エストニアが電子国家として様々なサービスを
整えたのはここ25年の話です。
その当時の首相に対する信頼
そして、Ambition、言い換えると政府が目指しているものや
ビジョンでしょうか、を信用しているということですね。
この答えから見えてくるものは
かなり面白いです。
・電子国家は技術ではなく政治の力
・国のビジョンが明確で国民に伝わっている
ということですから。
あとは実際の所
小さな政府、少ない人口だからこそ
というのはあるでしょうね。
何もしないでいると、国がなくなるという
危機感を国民が持っているというのが
かなり強いと思います。
ほんの30年前までは
ソ連に占領されていたので。
正直なところ、思ったよりも
エストニアは拍子抜けした感があります。
行くまでに持っていた印象よりも
普通というか、特別凄いわけではありませんでした。
日本でもできます。
歴史的な背景と政治力の違いです。
急に国は変われないので
まずは地方から。
行ってみないとわからないことって
やっぱり大きいですね。
伊藤 聡
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