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堕落なかれについての考察:分岐#2
#4月1日に現れる謎の男について
2022年4月1日から堕落なかれの配信に登場していた謎の男『エイプリル』という男について書き記す。
エイプリルに関する考察①
#4月1日にエイプリルが行っている事
2023年からエイプリルは配信を行い、ノベルゲームを公開している。
2023年の『幽にそこに』では「落谷遊の存在を知ってもらうために」、
2024年の『君がいた幽昏』では「リスナーにEDを見つけ出してほしい」という理由でそれぞれゲームを公開している。
また、2024年0時には「私を4月1日から出して頂けませんか?」という短い動画を投稿している。
#4月1日に堕落なかれがいない理由
毎年4月1日は堕落なかれが存在してない。
2023年ではエイプリルに殺害され、ゲームの舞台になっていた謎の部屋の押し入れに閉じ込められていた。(脱出済)
2024年では「マック買ってくる」のツイート以降、行方不明になっていたが、リスナーとの会話やゲーム・動画内容からまたもやエイプリルに殺害されたと考えられている。
#エイプリルが『幽にそこに』を作った目的とは
2023年からノベルゲームを公開しているエイプリルだが、これには明確な目的が見受けられる。
『幽にそこに』ではゲームを介して落谷遊をリスナーに知ってもらうことを目的としている、と発言があった。
落谷遊という少年の存在自体、堕落なかれが誕生した当初から存在自体は知られていたが、少年についての詳細はあまり語られていなかった。そのため、2023年のノベルゲームと動画によって少年の性格や心情の詳細がリスナーに認知される事となった。結果、エイプリルの目的は達成されている。
#エイプリルが『君がいた幽昏』を作った目的とは
2024年に公開されたノベルゲーム、『君がいた幽昏』ではゲーム内容を公開前に、リスナーに目的を話している。
「ゲームの別のエンディングに辿り着いて欲しい」、「己では同じEDにしか辿り着けないのでリスナーの力を借りたい」と語りかけているのだ。
(※この先、『幽にそこに』のネタバレを含む※)
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#『幽にそこに』『君がいた幽昏』に出てくる、『幽(かすか)』とは?
『幽にそこに』で出てくる少年は最初、「幽(かすか)」と名乗っている。しかし、『君がいた幽昏』では少年は最初に「落谷遊」と名乗っているのだ。見た目は同じ、口調や纏う雰囲気もまったく同じ少年が、何故別の名前を使う必要があったのか?
ひとつ、仮説として「『幽』という名前は落谷遊のあだ名として紹介されていたが、現在は別人格として存在しているのでは?」という説が浮上した。
現に、『幽にそこに』ではED6でエイプリルは「いつから気付いていました?」と発言後、自信の姿を現した。つまり、『エイプリル≒幽』説が一番濃厚ではないだろうか。
なので『幽にそこに』はエイプリルの自作自演で、最初から落谷遊は出演していなかった、という事になる。
(※この先、『君がいた幽昏』のネタバレを含む※)
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この見覚えのある子どもに関して、正体は記憶と体の半分を失った堕落なかれだった。
堕落なかれは何故、記憶と体の半分を失っていたのか。
これを行った犯人は、前記で述べたようにエイプリルであると予想される。
動画内容からエイプリルが堕落なかれを真っ二つにし、その半分を奪取。残った部分で体を再構築した結果、堕落なかれは子供の姿になってしまっていたと予想される。
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では、堕落なかれから奪取した半分はどうなった?
これに関してはおそらくエイプリルが堕落なかれの半分を「落谷遊」として顕現させたのではないかと予想される。
普段の落谷遊は堕落なかれにしか見えない亡霊として存在し、リスナーなどには堕落なかれが描く事でしか認知されない存在となっている。
今回は堕落なかれの肉体の半分を利用し、落谷遊をゲーム内に顕現させているのではないだろうか?
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では何故今回、落谷遊を顕現させる必要があったのか?
これに関してエイプリルが配信でリスナーにお願いしていた「別EDに辿り着いて欲しい」が関わってくるのではないだろうか。
今回のゲームはおそらく作者であるエイプリルでは制御できない欠陥があった。その欠陥とは「落谷遊」はエイプリルでは制御できないというもの。
…理由としては堕落なかれの一部として顕現した落谷遊には自分の意思があるからではないだろうか。つまり、エイプリルではどうしようもできなかった事をリスナー達に手伝ってもらい、落谷遊の意思を誘導しようとしたのではないだろうか。
#ED2「僕には耐えられない」
このEDでは「幽にそこに」と同じEDが見られる。
「よほどの事がない限りは飛び降りない」と発言していた落谷遊は再びベランダから飛び降りてしまうのである。
理由はこちらでも正直わからない。ただ今まで堕落なかれの描いてきた落谷遊を見るからに、彼は時折感情的に行動してしまう節があるように見受けられる。これもその一部なのではないだろうか。
#ED3「思い出したぞ、お前の事」
このEDでは最後「お前は誰を殺すんだ?」とプレイヤーに問いかけているが、これはプレイヤー自身が堕落なかれという怪異を呼び出すトリガーになったからと予想される。
元々堕落なかれは「自殺を図る者の元へと現れる怪異」である。故に、堕落なかれは現在この部屋に存在しているという事を「怪異としての役割」と認識。故に「お前は自分を殺すのか、それとも目の前の僕を殺してこの状況を脱しようとしているのか答えろ」という意でプレイヤーに問いかけたのではないだろうか。
#ED4「誰かのGOOD ENDは誰かのBAD END」
これがエイプリルが今回求めていたEDと思われる。
何故落谷遊は堕落なかれを殺したのか?
おそらくこれは落谷遊に弱体化した堕落なかれを殺させ、残りの半分の肉体を受け入れさせるという目的のためではないだろうか。
ゲーム内の選択肢を見る限り、落谷遊には少なからず自殺した後の後悔があった。それに漬けこんで落谷遊の内なる意思を引き出すことが、エイプリルの目的だったのではないだろうか。
#エイプリルの真の目的
エイプリルという存在はただの人間である。
…前記の「存在の憶測」で述べた様に、仮にエイプリルという存在が堕落なかれから体を奪い返した落谷遊だとして、そこに堕落なかれは存在していない。不死性も、無性別も、無駄な感情の排除もない、ただの人間に戻っている。
では、どうやったら堕落なかれの力を保ったまま体を取り返せるか…そもそもそんなことは可能なのだろうか…?
…おそらく可能である。
何故なら、現在の堕落なかれと逆の事をすればいいのだから。
現在の堕落なかれは落谷遊の体を使い存在している。
ならば、堕落なかれの体を使って、落谷遊として存在すれば怪異性を保ったまま現在に生きることができるのである。そう、つまり
「落谷遊が死んだのなら、堕落なかれになればいい」
…ということである。人を捨て、怪異として生きれば目的は達成されるのである。
#後序
これはあくまでゲームをプレイした1リスナーによる考察である。
事実ではないためどこまで信じるかはこれを読んだものに一任する。