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立川式レコーディング私塾」オンラインスクール;学習メニューと解説

1年間のオンライン講義 zoom webinarで学ぶ学習メニュー・習得課題のリストです。全体を繰り返し網羅し、理解の解像度を段々に上げていく方法で学びます。「プロの入り口に立つ」目標に向け、本格的に学ぶ会員制「レコーディング私塾インラインスクール」への入会は「公式ライン」からお申し込み下さい。「レコーディング私塾オンライン 公式ライン」

1. Pro Toolsのインストール、インターフェイスの設定

習得課題:
Pro Toolsのインストール手順や設定プロセスを詳細に理解し、ソフトウェアとハードウェアの連携を確立できるスキルを身につけます。インターフェイスとの接続方法、ドライバー設定、バッファサイズの調整、入出力の割り当てなど、スムーズに作業を進めるための最適な環境を構築する基礎知識を習得します。また、インストール後のトラブルシューティングについても学び、安定した操作環境を維持する方法を身に付けます。

2. Pro Toolsの使い方、ショートカット

習得課題:
Pro Toolsの基本操作に加え、作業効率を飛躍的に高めるショートカットキーの活用方法を学びます。トラックの作成、編集モードの切り替え、パンやボリュームの調整、エフェクトの適用といった操作をスピーディに行えるようにすることで、プロジェクトを迅速かつ的確に進行させる技術を磨きます。初心者からプロレベルまで役立つショートカットを網羅的に理解し、直感的な操作感を目指します。

3. 能動的に聴くことの考察・アプローチ

習得課題:
「能動的に聴く」ことの重要性とその技術的な手法を深く掘り下げ、音の細部に至るまで意識を向けられるようになります。具体的には、周波数帯域や音の定位、ダイナミクスの微妙な変化を捉える訓練を通じて、耳の感度を高め、音楽の中に潜むニュアンスや感情を正確に把握する力を養います。このスキルはミキシングやマスタリングのクオリティを高めるだけでなく、音楽制作全体における表現力を豊かにします。

4. モニタースピーカー、ヘッドフォン、モニター環境の作りかた・
ファイル管理の基本、実務に求められる基礎知識

習得課題:
正確なモニタリング環境を構築するためのスピーカー配置、音響処理、部屋の調整方法について学びます。また、録音・編集プロジェクトにおけるファイルの命名ルール、フォルダ構成、バックアップ方法といった、プロフェッショナルなファイル管理の技術を身に付けます。さらに、長期的なプロジェクトにおけるデータの保全と効率的なアクセス性を確保するための知識を習得し、プロジェクト全体を管理する力を養います。

5. ミックスレベルバランスのとりかた、その考え方

習得課題:
各トラックの音量バランスや定位を意図的にコントロールし、全体のミックスが一貫したクオリティと明確な意図を持つように調整するスキルを身につけます。楽曲全体の構成やジャンル、雰囲気を考慮し、リスナーが最も心地よく聴けるように調整する方法を学びます。また、リスニング環境や最終出力フォーマットに応じた適切なバランスを取るための具体的なテクニックを理解します。

6. イコライザー、コンプレッサーなどプロセッサーの原理・役割

習得課題:
EQやコンプレッサーの原理を学び、音の周波数構成やダイナミクスの変化を意図的にコントロールする方法を習得します。周波数ごとの特性を理解し、ミックスの中でそれぞれの楽器がクリアに聴こえるようにするEQの使い方や、音のアタックやリリースを調整して一貫したダイナミクスを保つためのコンプレッサーの使い方を学びます。これにより、楽曲の透明感とエネルギーを引き出す技術を身に付けます。

7. 楽器・マイクの周波数特性とイコライザーの使いかた

習得課題:
各楽器やマイクの持つ周波数特性を深く理解し、それに応じたイコライザーの設定方法を習得します。マイクの選び方や配置、イコライザーの調整によって、楽器の特徴を引き出し、全体のミックスで埋もれないようにする方法を学びます。これにより、音に立体感と奥行きを持たせ、個々の楽器が活き活きと聴こえるミックスを作り上げるスキルを養います。

8. 空間をつくるためのエフェクターであるディレイ、リバーブの基礎・奥行き・拡がりのある音空間づくり、空間内への楽器の置き方・リズム楽器へのアプローチ、グルーヴのコントロール

習得課題:
ディレイやリバーブを用いた音の奥行きや広がりの演出方法を学び、リスナーに臨場感を感じさせる音空間をデザインする技術を習得します。各楽器の配置と空間内での役割を理解し、グループコントロールを活用して一体感のあるミックスを実現する方法を学びます。これにより、リズム楽器やメロディ楽器がバランス良く調和した空間表現が可能となります。

9. アコースティック・生楽器・エレクトリック楽器の処理

習得課題:
アコースティック楽器とエレクトリック楽器それぞれの特性に応じた音作りや処理方法を学びます。各楽器の特徴を活かし、EQやコンプレッサー、リバーブを適切に使用して、楽曲の表現力を高める方法を習得します。これにより、楽曲に豊かなダイナミクスと自然な響きを持たせ、プロフェッショナルなサウンドを追求する技術を身に付けます。

10. 楽曲への音楽的なアプローチとクリエイティビティ

習得課題:
音楽制作における技術的な面だけでなく、楽曲全体の流れやムードを捉え、音楽的な表現力とクリエイティビティを高めるアプローチを学びます。ジャンルや楽曲のテーマに応じて、音色やアレンジを考慮し、制作過程で感情やストーリーを込めるスキルを身につけ、リスナーに響く音作りができるようになることを目指します。

11. 楽器の録音と、録音時のプロセッサーの使い方

習得課題:
各楽器の録音手法を学び、収録時に適切なプロセッサーを使って最適なサウンドを得る技術を身に付けます。録音中に必要なエフェクトやプロセッシングの設定方法を理解し、原音のクオリティを高めるためのノウハウを習得します。これにより、ポストプロダクションでの調整が容易になり、録音の段階から完成度の高い音を得ることが可能となります。

12. ワードクロック、AD、DAコンバータなどPCM録音の音を精査

習得課題:
デジタル録音におけるワードクロック、A/D・D/Aコンバータの役割を理解し、信号の正確性と安定性を確保するための知識を習得します。これにより、デジタル音質の劣化を防ぎ、録音時に高い精度で音を再現できる環境を整えます。信号伝送の基本と品質維持のための設定方法についても理解を深め、録音の安定性を高めるスキルを身に付けます。

13. PCMとDSD、記録方式、各種機材、設定による音質の差異の体験・実験・演算によるサンプルレートの変換、データ圧縮、Dither技術

習得課題:
PCMとDSDの記録方式の違いを理解し、サンプルレートの変換やデータ圧縮技術、Ditherの役割を実験的に体験します。異なる設定や機材が音質にどのような影響を及ぼすかを学び、録音・再生時に最適な音質を引き出す技術を習得します。これにより、デジタル音楽制作の細かな音質調整が可能となり、プロフェッショナルなサウンドの基盤を築きます。

14. ハイレゾルーション時代に、マスタリングのアプローチ

習得課題:
ハイレゾ音源に対応したマスタリング手法を学び、ダイナミクスや周波数バランスを最大限に活かした音作りの技術を習得します。高解像度オーディオに特有の特性を理解し、リスナーに深い感動を与えるサウンドを実現するためのノウハウを身に付けます。ハイレゾの特徴に合わせた音の磨き方を学び、クオリティの高いマスタリングを行えるようになります。

15. MS(Sum and Difference)プロセッシングの原理と実践

習得課題:
MSプロセッシングの理論と実践を学び、ステレオイメージの広がりや奥行きをコントロールする技術を習得します。SumとDifferenceを理解することで、ミックスの空間表現を自在に操り、リスナーに臨場感のある音場を提供する方法を身に付けます。各音の位置や距離感を調整し、立体感を演出するための高度なテクニックを学びます。

16. 磁気テープからデジタルへ、録音方式の歴史と変遷

習得課題:
録音技術の歴史的変遷を辿り、アナログからデジタルへの進化とその影響を深く理解します。磁気テープの特性やデジタル録音の利点を知り、現代の録音技術の基礎となる背景を学びます。これにより、録音の流れを歴史的視点から把握し、現在の技術がどのように進化してきたかを理解し、応用力を高めます。

17. 商品としての音楽の満たすべきフォーマット

習得課題:
商業音楽としてのフォーマット要件を学び、音楽が市場に出るために必要な音質基準やファイル形式、メタデータの管理について理解します。各プラットフォームのフォーマット規格を理解し、Spotify、Apple Music、YouTubeなど、異なるストリーミングサービスに適したマスタリングやエンコードを行う技術を習得します。特にラウドネス基準やファイルサイズ、音質のバランスを取りながら配信フォーマットに適応するスキルを身に付け、グローバルなリスナー層に高品質な音楽を届ける方法を学びます。

18. イマーシブオーディオの基礎と実践

習得課題:
イマーシブオーディオ(没入型オーディオ)の基礎概念と、その実践方法を学びます。360度サラウンド音響やオブジェクトベースの音響デザインについて理解し、立体的なサウンド体験を提供する技術を習得します。特にVRやARコンテンツ向けの音声設計にも対応できるよう、複数のチャンネルやオブジェクトの配置、リスナーとのインタラクションに基づいた音響デザインの技術を身に付け、今後のデジタルコンテンツ市場における需要に応えるスキルを磨きます。

19. Dolby Atmosの制作技術と対応フォーマット

習得課題:
Dolby Atmosの制作環境の構築方法と、3Dオーディオのミキシング手法を学びます。映画や音楽、ストリーミングプラットフォームなど多様なフォーマットで対応可能なDolby Atmosの仕組みを理解し、リスナーが没入できる立体音響を設計する技術を習得します。また、モニタリング環境のセッティングや、従来のステレオ音源からAtmosフォーマットへの変換手法についても深く学び、プロフェッショナルなオーディオ制作に必要な基盤を築きます。

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